逆ネット
逆ネット(ぎゃくネット)とは、普段キー局から系列局に生放送の番組を送信するのとは逆に、準キー局やそれ以外の系列局からキー局を中心とした系列局に番組配信をする体制のことを示す造語である。
近年では東京支社で制作されるものが多いが、広義としては、土曜朝8時~9時台に放送されている関西発の全国ネット番組など大阪本社で制作されたものを指す。キー局以外の系列局が製作する全国ネット番組も含めて指すが、読売テレビ制作の『2時のワイドショー』、『なるトモ!』、『情報ライブミヤネ屋』など、平日午前中~昼間に生放送しているローカルの帯情報番組を全国に向けて放送する異例の体制をキー局がとった時にも使われる。放送法上、本来各局が独立し対等である存在であることからすればおかしな用語ではあるが、「在京のキー局」を中心とした体制が出来上がっている現状を雄弁に物語っている用語であるともいえる。
テレビ大阪制作の『きらきらアフロ』や朝日放送(ABC)制作の『プロポーズ大作戦』、『世界一周双六ゲーム』など、関西ローカルでスタートして全国ネットに昇格した番組も「逆ネット」と呼ばれている。また、毎日放送制作の『突然ガバチョ!』や読売テレビ製作の『なるトモ!』の様に、“東京進出”を果たしても関東の人には馴染みが薄いとの理由から、関東でのネットが途中で打ち切りになったものもある。そのため、関東で関西の番組が逆ネットされる番組は極めて少ない。
放送枠については、Category:テレビ放送枠も参照のこと。
代表的な逆ネットのテレビ番組
★は現在も放送中。▲は単発でネット。※は在京局で途中打ち切りになったもの(現在も独立U局、CS放送などで放送している場合がある)
読売テレビ(ytv)
- ドラマ・コメディー
- 情報・バラエティーなど
- クイズEXPO'70
- 巨泉まとめて100万円
- そっくりショー
- 特訓グリグリ名人会
- 全日本歌謡選手権
- びっくり日本新記録
- 11PM→EXテレビ→どんまい!!→TVじゃん!! (火・木曜日、TVじゃん1996年4月以降は月・火・水曜日)
- 土曜イレブン(1960年代末期。[3])
- 紳助のサルでもわかるニュース(どんまい!!→TVじゃん!!枠(火曜日)で放送)
- 2時のワイドショー→Beアップル2時!
- 鶴瓶・上岡パペポTV
- たかじんnoばぁー
- 目玉とメガネ(のちにTVじゃん!!枠(月曜日)で放送)
- BREAK(TVじゃん!!枠(月曜日)で放送)
- 中居くん温泉(→'S→H)[4]
- 新橋ミュージックホール(ZZZ(火曜日→金曜日)枠で放送)
- キスだけじゃイヤッ!!→芸恋リアル→今夜はシャンパリーノ[5]
- 輝け!噂のテンベストSHOW→新テンベストSHOW→どっちの料理ショー→新どっちの料理ショー→ニッポン旅×旅ショー
- ★ダウンタウンDX
- これが問題!土曜8時→ウェークアップ!→★ウェークアップ!ぷらす
- ★遠くへ行きたい
- HAMASHO→浜ちゃんと!→★浜ちゃんが!(2008年10月~)
- ★なるトモ!※[6]
- 嗚呼!花の料理人
- MusiG→音リコ!→MMM→★音笑!MMM(2008年10月~)
- ★秘密のケンミンSHOW
- ★情報ライブ ミヤネ屋[7]
- ★はじめての一枚
- ★にけつッ!!
- アニメ・特撮
- 巨人の星(→新・巨人の星I・II)
- タイガーマスク
- 天才バカボン[8]
- ルパン三世シリーズ[9]
- 超人バロム・1
- 宇宙戦艦ヤマトシリーズ
- CITY HUNTERシリーズ
- YAWARA!
- コボちゃん
- 魔法騎士レイアース
- ストリートファイターII V
- バケツでごはん
- ★名探偵コナン
- ガンバリスト!駿
- 金田一少年の事件簿
- 犬夜叉
- ブラック・ジャック→ブラック・ジャック21
- 結界師[10][11]
- ★ヤッターマン[11]
- 特別番組
- ★鳥人間コンテスト(毎年夏期)
- ★プロ野球オールスタースポーツフェスティバル(毎年1月)
- ★島田紳助がオールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えますスペシャル!(毎年4,10月)
- 全日本有線放送大賞→ALL JAPANリクエストアワード→★ベストヒット歌謡祭(毎年11月)
- ★よみうりクラシック(ゴルフ)(毎年6月)
中京テレビ(CTV)
- あまくち・からくち
- 嫁と姑とあのねのね
- 健康の旅北から南から
- お笑いマンガ道場(当初は東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送)
- 早見優のアメリカンキッズ→HEN~HAYAMI ENGLISH NETWORK~
- 対談21世紀
- ワザあり!にっぽん
- 快快!高田病院へ行こう
- 小園総研(どんまい!!→TVじゃん!!枠(金曜日)で放送)
- ここにシャチあり!→神様BOMB!→ビリビリさせて!(TVじゃん!!枠(木曜日)で放送)
- ろみひー(ZZZ枠(火曜日)で放送)
- マチャミの全部いただきッ!→ヤミツキ(ZZZ枠(水曜日)で放送)
- あんたにグラッツェ!→あんグラ☆NOW!
- ピンパパ→Chanoma Girls(ZZZ枠(金曜日)で放送)→ムチャ修行!
- 旅は日帰リッチ!
- ルートf
- 少年チャンプル→★スーパーチャンプル
- 女優魂
- サルヂエ(ゴールデン昇格後は日本テレビと共同制作)
- いただきマッスル![12]
- 業界クイズ ミニキテ!
- ★ニッポン縦断おかず発見!ルート88
- ★極楽ビンゴツアー(毎年2月)
- ★中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン(毎年5月第3週)
- ★トヨタECOスペシャル(毎年7月・海の日)
ミヤギテレビ(MMT)
- ★元祖あばれ寿司(毎年8月)
- ★ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント(毎年9月)
大半がZZZ枠で放送した作品。番組名についてはZZZを参照。
列挙以外にも、土曜日・日曜日の午後、および祝日に各系列局制作の単発番組を放送することがある(特に中京テレビ制作の割合が多く、秋田放送、山梨放送など非マストバイ局がネットしないこともあった)。
- びっくり捕物帳(旧大阪テレビ放送=その後朝日放送(ABC)と合併)
- てなもんや三度笠(後継番組のてなもんや一本槍、てなもんや二刀流も)
- スチャラカ社員
- おやじバンザイ
- お荷物小荷物
- 近鉄金曜劇場[13]
- 好き!すき!魔女先生
- ふしぎなメルモ
- 原始少年リュウ
- 海のトリトン
- ど根性ガエル
- 天皇の世紀
- 以下、腸捻転解消後はNETテレビ=現・テレビ朝日系列に移行
毎日放送(MBS)腸捻転解消後
- バラエティ
- ヤングおー!おー!
- アップダウンクイズ
- クイズ!!ひらめきパスワード
- 突然ガバチョ!※
- 世界まるごとHOWマッチ!!
- ダウトをさがせ!
- たけし・所のドラキュラが狙ってる
- ジャングルTV 〜タモリの法則〜
- 世界ウルルン滞在記シリーズ[14]
- 世界バリバリ★バリュー
- ランキンの楽園→★チェック!ザ・No.1(2008年10月~)
- ★地球感動配達人 走れ!ポストマン(2008年10月~)
- ★久米宏のテレビってヤツは!?(2008年10月~)
- 情報・ドキュメンタリー
- アニメ・特撮
- 仮面ライダーシリーズ(ストロンガーからBLACK RXまで)
- まんが日本昔ばなし[15]
- 超時空シリーズ(超時空要塞マクロス→超時空世紀オーガス→超時空騎団サザンクロス)
- 銀河漂流バイファム
- 機動戦士ガンダムSEED→機動戦士ガンダムSEED DESTINY→★機動戦士ガンダム00
- 鋼の錬金術師
- 交響詩篇エウレカセブン
- BLOOD+
- 天保異聞 妖奇士
- 地球へ…
- コードギアス 反逆のルルーシュ→コードギアス 反逆のルルーシュ R2
- DARKER THAN BLACK -黒の契約者-
- 灼眼のシャナII(Second)
- マクロスF
- ★黒執事
- 特別番組
- ★全国高校ラグビー大会(毎年1月、準決勝・決勝のみネット)
- ★JAL音舞台シリーズ(毎年10月)
- ★甲子園ボウル(毎年11月)
- ★1万人の第九(毎年12月23日)
MBS・CBC
- ドラマ30→★ひるドラ
- いのちの現場からシリーズ(MBS)
- キッズ・ウォー~ざけんなよ 1~5→新キッズ・ウォー1・2(CBC)
- キッパリ!→キッパリ!!(CBC)[16]
- ウルトラシリーズ
中部日本放送(CBC)
- バラエティ
- アニメ・特撮
- みかん絵日記
- モンスターファーム
- 真・女神転生デビチル
- 星のカービィ
- 美少女戦士セーラームーン(実写版)
- ウィッチブレイド
- 銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜
- ロミオ×ジュリエット
- のらみみ
- ★イタズラなKiss
- スポーツ
- ★中日クラウンズ(毎年5月)
RKB毎日放送(RKB)
- ★別府大分毎日マラソン(毎年2月、OBSとの共同制作)
- ★福岡国際クロスカントリー(毎年3月)
その他のJNN系列局
この節の加筆が望まれています。 |
このほか、土曜日や日曜日の午後、および祝日に単発で地方局制作の番組を放送することがある(主にJNN基幹局(MBS・CBC・HBC・TBC・SBS・RSK・RCC・RKB)が制作を担当している)。
関西テレビ(KTV)
- ドラマ
- 影の軍団シリーズ
- 大奥(1968年、1983年制作)
- 白雪劇場[18]
- ★火曜夜10時枠の連続ドラマ[19]
- GTO(反町隆史主演。制作・AVEC)[20]
- 僕の生きる道→僕と彼女と彼女の生きる道→僕の歩く道(草彅剛主演「僕の道」3部作)
- 鬼嫁日記→鬼嫁日記 いい湯だな
- 阪急ドラマシリーズ(制作・宝塚映像)
- ドラマ以外
- 関西テレビ制作土曜朝のワイドショー(ハイ!土曜日です~★にじいろジーン)
- 花王名人劇場→花王ファミリースペシャル[21]
- パンチDEデート
- 凡児の・娘をよろしく
- 三枝の爆笑美女対談
- 三枝の愛ラブ!爆笑クリニック
- ねるとん紅鯨団
- ★さんまのまんま
- グータンシリーズ(グータン〜自分探しバラエティ〜→空飛ぶグータン→★グータンヌーボ)[22]
- ★大阪国際女子マラソン(毎年1月)
- ★R-1ぐらんぷり(毎年2月)
東海テレビ(THK)
- ★THK制作昼帯ドラマ
- ふるさと紀行
- ★名古屋国際女子マラソン(毎年3月)
- ★東海クラシック(毎年9月)
- プロ野球オールスタースーパーバトル(毎年1月、2006年まで)
- ★Nikko am New Year Figure Japan Super Challenge(毎年1月。2007年~)
テレビ静岡(SUT、テレしず)
- ★タケダスポーツスペシャル 北海道マラソン(uhb、毎年8月)
- ★東日本女子駅伝(福島テレビ、毎年11月)
- ★FUKUIスーパーレディス駅伝(福井テレビ、毎年11月)[24]
- ★ニッポンを釣りたい!(テレビ新広島、毎年6月)
このほか、土曜日午後や日曜日夕方に単発でFNS系列局制作の番組を放送することがある。
- 番頭はんと丁稚どん(後継番組の「新・番頭はんと丁稚どん」も)
- ダイビングクイズ
- おそ松くん(第1作(モノクロ作品)、スタジオ・ゼロ制作)[25]
- かみなり坊やピッカリ・ビー
- ファイトだ!!ピュー太
- ジャングル黒べえ
- エースをねらえ!
- 新・みなしごハッチ
- ジムボタン
- 以下、腸捻転解消後はTBSに移行
- 真珠の小箱[26]
- アップダウンクイズ
- 八木治郎ショー
- がっちり買いまショウ
- ヤングおー!おー!(後に東京12チャンネル=現・テレビ東京およびTBSに移行)
- クイズ・イエス・ノー(企画・スタッフはABCへ移行[27])
- 仮面ライダーシリーズ(アマゾンまで)[28]
この他、キー局であるNETの番組製作能力が弱かった事情もあり、これ以外にも相当な数の番組の逆ネットがこの当時は行われていた。
朝日放送(ABC)腸捻転解消後
- おはようワイド・土曜の朝に
- ★新婚さんいらっしゃい!
- ★パネルクイズ アタック25
- プロポーズ大作戦
- ラブアタック!
- 三枝の国盗りゲーム
- それゆけ!レッドビッキーズ[29]
- 三角ゲーム・ピタゴラス
- 世界一周双六ゲーム
- 必殺シリーズ
- ザ・ハングマンシリーズ
- 赤かぶ検事奮戦記シリーズ
- 火曜ドラマリーグ
- ★朝だ!生です旅サラダ
- 金子信雄の楽しい夕食
- ★上沼恵美子のおしゃべりクッキング
- 大改造!!劇的ビフォーアフター
- ★探偵!ナイトスクープ※[30]
- 人気者でいこう!
- 笑いの金メダル
- ★最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
- ★近未来×予測テレビ ジキル&ハイド
- はいからさんが通る
- みつばちマーヤの冒険(第1作。第2作はテレビ大阪制作=テレビ東京系)
- ビックリマンシリーズ(『スーパー』まで)
- おジャ魔女どれみシリーズ
- 明日のナージャ
- プリキュアシリーズ(ふたりはプリキュア〜★Yes!プリキュア5 GoGo!)
- ★にっぽん菜発見 そうだ、自然に帰ろう
- ★オートバックス M-1グランプリ(毎年12月)
- ★全国高校野球選手権大会中継(毎年8月。BS朝日でも同時放送、決勝戦のみ全国ネット)
- ★一攫千金ヤマワケQ! "責任者はお前だ!"(特番)▲
名古屋テレビ放送(NBN、メ~テレ)
- ガンダムシリーズ(『ΖΖ』まで)[31]
- 戦闘メカ ザブングル
- 聖戦士ダンバイン
- 重戦機エルガイム
- 鎧伝サムライトルーパー
- 勇者シリーズ
- Bビーダマン爆外伝シリーズ
- ニャニがニャンだー ニャンダーかめん
- クラッシュギアシリーズ
- かいけつゾロリシリーズ
- ケントのどうゆうknow?
- 世界ペット紀行※[32]
- 古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャーシリーズ
- ★バトルスピリッツ 少年突破バシン
- 深夜特急シリーズ(大沢たかお主演のドラマスペシャル)
- ★全日本大学駅伝(毎年11月)
- ★夫婦交換バラエティー ラブちぇん▲[33]
北海道テレビ放送(HTB)
HTBはABC・メ~テレに比べ全国放送のレギュラー番組が少なく、主に年1回単位の特別番組が中心。
- ★水曜どうでしょうシリーズ▲※[34]
- 人間ビジョンスペシャル(1992~2006、年1回)※[35]
- ★HTBカップ国際スキージャンプ競技大会(毎年1月)
- ★TOYOTA BIG AIR(毎年2月)
- ★HTB製作ドラマスペシャル(年1回)[36]
- ★旭山動物園日記シリーズ(2007年~、年1回)▲
九州朝日放送(KBC)
- ★福岡国際マラソン(毎年12月)
- アジアへGO!シリーズ▲
- ★旅のココロシリーズ(毎年1月)
- ★KBCオーガスタゴルフトーナメント(毎年8月)
その他のANN系列局
- ★マンシングウェアオープン KSBカップ(瀬戸内海放送、毎年5月)
- ★KIDS NEWS(北陸朝日放送)※[37]
この他、土曜日・日曜日の午後(日曜日はサンデープレゼントおよび日曜ワイド)や、祝日の午前10:30~11:25の時間帯、または深夜枠に各系列局の作品(広島ホームテレビ『アグレッシブですけど、何か?』等)を放送する場合がある。
テレビ大阪(TVO)
- パソコンサンデー
- 新みつばちマーヤの冒険
- ギャラクシーエンジェルシリーズ[38]
- ★おねがいマイメロディシリーズ
- アニメロビー
- ★THEフィッシング
- ★きらきらアフロ[39]
- 感涙!時空タイムス→発進!時空タイムス
- 手紙バラエティ 三丁目のポスト
- ★和風総本家
- ★おねがい!マスカット
テレビ愛知(TVA)
- プロ野球列伝〜不滅のヒーローたち〜[40]
- MOTORLAND2
- イカリングの面積
- ★SHOWBIZ COUNTDOWN
- 突撃!パッパラ隊
- 神八剣伝
- サイボーグクロちゃん
- 仰天人間バトシーラー
- 東京ミュウミュウ
- マーメイドメロディーぴちぴちピッチシリーズ
- トランスフォーマー ギャラクシーフォース
- 魔弾戦記リュウケンドー
- ワンワンセレプー それゆけ!徹之進
- デルトラクエスト
- ★トミカヒーロー レスキューフォース
テレビせとうち(TSC)
このほか、土曜日や祝日の午後に系列局の番組を放送することがある。
代表的な逆ネットのラジオ番組
ラジオの逆ネットについて
ラジオのネットワークはAMの場合JRN(TBSラジオ)とNRN(文化放送・ニッポン放送)の二つが存在するが、地域によっては両方のクロスネットに属する局もある。
関西地区の場合はABCラジオとMBSラジオのそれぞれがJRN・NRN両方をネットしているが、テレビネットワーク(ABC=ANN、MBS=JNN)の関係でMBS→JRN、ABC→NRNとなるケースが多い。
また、CBCラジオなど形式上はJRN単独でも、関東地区への逆ネットはNRN(文化放送かニッポン放送)になる例もある。
JRN系列
- ★歌のない歌謡曲(MBSラジオ他系列各局による企画ネット。NRN単独局のKBS京都、独立局のぎふチャン〔ラジオ〕、ラジオ関西にもネット)
- ★いすゞ・お父さんお母さんへの手紙(CBCラジオ。但し関東地区ではNRNキー局の文化放送へネット)
- ★イマドキッ(MBSラジオ)
など
NRN系列
- ★ナベ・とものチアーズランド(東北放送)→文化放送※
- ★財津和夫の人生ゲーム21(東海ラジオ)→文化放送
- ★流星倶楽部(ABCラジオ)→文化放送
- ★なるみのもっとキレイになりたい!(ABCラジオ)→文化放送※
- ★米朝よもやま噺(ABCラジオ→ニッポン放送)
- ★三沢あけみの"SHOWA"ダウンロード(南海放送)→文化放送
など
JFN系列
- ★C1000 presents yuumiのLOVELY DAY(K-MIX制作)
- 柴田淳の月と太陽(FM愛媛制作)[41]
- CLUB RAMOS (fm osaka制作)
- CLUB BEAT BEATFREAK(fm osaka制作)
- メニコン提供枠(FM AICHI制作)
- Menicon マンスリーマガジン
- Menicon Presents ともさかりえ気持ちエスカレーション
逆ネットの長所と短所
- 長所
主にローカル番組の制作が中心の各地方の系列局が全国向け番組を制作・発信する絶好の機会であり、番組製作の成果を発表する場でもある。特に土曜朝8時~9時30分の時間帯では関西地区4局のワイドショーが長年しのぎを削っており(MBSで現在放送中の「知っとこ!」は7:30~。関西テレビでは8:30~9:55、現在は「にじいろジーン」)、平日午後1時30分枠でも東海テレビ制作昼ドラマ、TBS系列のひるドラ(MBSとCBCで交互に制作)といった2つの昼ドラマ枠が熾烈な視聴率争いを展開している。
また、ここでは列挙していないが、各地の地方局が年数本程度で単発特別番組を全国ネット向けに製作して放送することが多い(主に週末の午後の時間帯や祝日など)。
連続ドラマ枠になる前の東芝日曜劇場(TBS系)ではTBSをはじめ毎日放送(1975年3月までは朝日放送)、中部日本放送、RKB毎日放送、北海道放送といった基幹各局がそれぞれドラマを制作しており、好評を得ていた。[13]
- 短所
せっかく東京進出や全国ネット昇格になったものの、地元で人気でも関東地区や全国で人気が上がらず失敗するケースも多い。前述の通り「なるトモ!」(読売テレビ制作)が東京進出を果たしたものの関東地区でのなじみが薄い事から東京で打ち切りになった例などがある。
この一例として、「クイズ仕事人」(ABCテレビ制作、島田紳助司会)のケースがある。当初は関西ローカルで深夜枠だったが人気が高く全国ネット(テレビ朝日系)ゴールデンタイム(月曜夜8時枠)に投入されるや、関西地区では高視聴率をあげたものの、全国ではいまいち人気が上がらず、打ち切りとなっている。まさしく『逆ネット』の難しさを痛感する一例であろう。
近年の傾向、その他
- 傾向
近年、ゴールデンタイムにおける逆ネット枠が次々と姿を消して行く傾向が見られる。特に1990年代以降では、長きにわたり関西地区3局(ytv、MBS、ABC)でしのぎを削っていた日曜夜7時~7時30分枠がそろって姿を消したほか、TBS系列木曜夜8時枠(MBS[42])、TBS系列金曜夜7時枠(MBS→CBC[43])、日本テレビ系列土曜夜10時枠(ytv→1994年より日テレ。現在のエンタの神様枠)、テレビ朝日系列木曜夜7時・7時30分枠(ABCテレビ制作のアニメ枠→1996年10月より1時間統一でテレ朝。現在のいきなり!黄金伝説枠)などが系列局制作枠を在京キー局に明け渡した。これらは全て視聴率低迷やスポンサーセールスの減収、局の意向などによるものであるが、2007年に入ると次のケースが出てきた。関西テレビ製作の「発掘!あるある大事典II」におけるデータ捏造問題により、同番組が打ち切りとなったほか、時代劇以来40年余りにわたり同局で製作してきた(『名人劇場』より花王提供枠だった)フジテレビ系列の日曜夜9時枠がFNSに返上され、2007年4月の改編でフジテレビ製作枠に変更となった([44])。なお、2008年には日本テレビ系列の月曜夜9時枠がytvから日テレへ移行した[5]。
また、全般的に在京キー局各局は地方局制作の深夜番組の逆ネットに対しては消極的な姿勢が見られ、その影響で準キー局制作のUHFアニメ(地方局との共同制作番組含む)などが関西・中京地区などでは各系列局放映にも関わらず、関東地区では独立U局へのネットになる例が多く見られる(編成および権利上の関係などにより、関東地区で視聴出来ない番組も多数ある)。また、一部の番組を除いてBSデジタル局での放映も原則として行っていない。
- 画質について
逆ネット番組の場合、制作局(系列局)から、NTTのマイクロ回線を通じて全国に向けて配信されるため、該当番組の同時ネット放送時間は、在京キー局などにおいて画質が多少劣化する場合がある。
備考
- ^ 当初は読売テレビ・日本テレビ交互に制作していたが、1981年10月より読売テレビ単独制作となった。
- ^ 月曜10時枠廃枠以来ytvが久々に手がける連続ドラマ。2008年10月2日にはドラマスペシャル(小栗旬主演、21:00~22:54)とレギュラー第1話(水川あさみ主演、23:58~24:28)が同日放送された。
- ^ その後名古屋放送(現・メーテレ)→中京テレビ制作となった。
- ^ 「H」はZZZ枠(水曜日)で放送された。
- ^ a b 3番組にわたり島田紳助司会で通したytv月曜夜9時枠は2008年2月4日「シャンパリーノ」終了ともに消滅、翌週より日本テレビ制作枠へ移行。2月25日より後番組「人生が変わる1分間の深イイ話」に紳助がSPコメンテーターとして引き続き出演している。
- ^ 2005年10月3日から日テレ、中京テレビ、広島テレビ、くまもと県民テレビにもネット開始したが、関東地区にはなじみが薄いとの理由により、日テレでは2006年3月31日付で打ち切りとなった(他の3局のネットは継続、その後西日本放送へもネット)。番組の司会だった陣内智則は2008年9月で降板した。
- ^ 2007年10月より全域にわたって放送開始、2008年3月31日より関東地区(日本テレビ)でも放送。9月29日より全域とも放送時間を13:55~15:50に統一(ただしFBS、YBS、FBCは14:55で飛び降り(金曜日のみ広島テレビも))。
- ^ 『元祖天才バカボン』は日本テレビ制作。
- ^ 第1シリーズ(1971~1972)とPartIII(1984~1985)のみ。第2シリーズ(1977~1980)は日本テレビ制作。
- ^ 月曜夜7時枠での放送は2007年9月で終了したが、11月より放送枠を深夜帯に移行して再開したのち、2008年2月で放映終了した。
- ^ a b ytv製作のアニメ2作品(「結界師」「ヤッターマン」)とも主役の声は吉野裕行が充てている。
- ^ 日テレ・中京テレビなどNNS系列局での放送(本放送)は2007年9月をもって終了したが、2008年現在、チバテレビ・サンテレビなどで放送している。
- ^ a b かつての東芝日曜劇場と同様、腸捻転時代にABCからネットされていた近鉄金曜劇場でも、制作局のABC(関西)をはじめTBS(関東)のほかCBC(東海)・HBC(北海道)・RKB(九州)の5局持ち回りで年数本ドラマを制作していた。
- ^ 「ウルルン滞在記」シリーズそのものは終了したが、2008年10月よりBS-iで「世界ウルルン滞在記リターンズ」と題し、過去の傑作選を放送している。
- ^ 1975年1月~3月(11回限定)はNET系列。1976年1月10日に再スタートしてからはTBS系列での放送となり、1994年3月まで土曜夜7時枠で放送された。1994年4月~1995年までは土曜朝7時枠だった。また、2005年10月~2006年9月(1年限定)は水曜18:55枠で放送された。
- ^ 2008年9月1日より第2シリーズを放送開始したが、出演者の一人だった加勢大周が2008年10月5日、覚醒剤及び大麻所持事件で逮捕されたことを受け、予定40話中25話を放送せず打ち切りとなった。10月6日~10月31日は第1シリーズの再放送で対応。
- ^ 2002年6月に「ウルトラマンコスモス」が主演の杉浦太陽の不祥事(?)によって途中打ち切りとなり、翌7月6日から「ウルトラマンネオス」を新番組として放送開始した。ただし「コスモス」の放送再開に伴ってわずか2話で終了した。
- ^ 1973年から日曜9時枠で時代劇を放送していたが、第4作「けんか安兵衛」の放送途中で火曜日に放送枠が移動し、白雪劇場が消滅した(後番組「どてらい男(ヤツ)シリーズ」からは一般ドラマ枠で、1979年に「日曜恐怖シリーズ」で終了するまで続く。その後は花王名人劇場となる)。
- ^ 主にKTV東京支社と各制作会社(AVEC、共同テレビ、MMJなど)が制作するが、2005年7月~9月放送の「がんばっていきまっしょい」はKTV本社が製作。以後、年1作品単位でKTV単独で製作している。
- ^ アニメ版はフジテレビとSPEビジュアルワークス(現・アニプレックス)が制作。
- ^ 2007年1月の「発掘!あるある大事典II」の捏造事件による打ち切りに伴い、長く続いたKTV制作枠(花王名人劇場からは花王が一貫して提供していた)が消滅。現在はフジテレビ製作枠となっている。
- ^ 2007年3月28日に放送された「水10!ココリコミラクルタイプ」との合作特番「ココリコグータンミラクルヌーボタイプ」はフジテレビとの共同制作。
- ^ 以前は毎年3月上旬に「SUBARU Presents テレビ寺子屋科学スペシャル」と題してドキュメンタリーを放送したことがあった。
- ^ 東日本女子駅伝と同日に開催。フジテレビなどでは同日及び数日後深夜に録画編集放送(ただし富山テレビと石川テレビでは同時放送)
- ^ NET系列で放送された第1作はMBS制作だったため、CSでの放送は2002年にTBS系列のTBSチャンネルで放送された。第2作(カラー作品)は1988年~1989年にスタジオぴえろが制作、フジテレビ系で放送された。
- ^ TBSでは2002年3月打ち切り。
- ^ 「パネルクイズ アタック25」の前番組で児玉清司会の東リ冠スポンサー番組。
- ^ ストロンガー以降はTBS系列の番組に移行→一時中断後、いわゆる「平成仮面ライダーシリーズ」は、テレビ朝日の制作
- ^ 第53話よりABC制作。第52話まではテレビ朝日制作だった。
- ^ 関東地区では現在TOKYO MX、tvk、テレ玉、とちぎテレビで放送。CS放送のスカイ・A sports+でも放送されている。
- ^ Vガンダム~ガンダムXはテレビ朝日制作。ターンAはフジテレビで放送。
- ^ テレビ朝日での放送は終了したが、現在はCS放送の朝日ニュースターで再放送中。またメ~テレでも日曜日早朝に再放送されている。
- ^ テレビ朝日ではレギュラー放送をネットしていない(朝日放送はネットしている)が、2007年に2回全国ネットでスペシャル版が放送された。
- ^ テレビ朝日・朝日放送での放映は原則2004年以降の最新作のみ。(但し、朝日放送は過去に-リターンズの放送していたことがある。)なお、道外での実質のレギュラー放送である「どうでしょうリターンズ」「水曜どうでしょうClassic」は放送協約により、テレビ朝日・朝日放送では放送できない。それぞれ、2007年現在関東地区では独立UHF局全局で放送されている。また、関西地区ではサンテレビ、KBS京都で放送している(この項参照)。
- ^ 2005年の「秋野豊 タジキスタンからのEメール」までは全国同時ネットだったが、2006年「感動!知床 川の神秘 サケ先生の特別授業」はローカル放送(ゴールデンタイム枠)だった。
- ^ 2006年の「大麦畑でつかまえて」(大泉洋主演)と2007年の「そらぷち」はテレビ朝日系列の他一部の独立U局でも放送された(「そらぷち」はBS朝日でも放送)。
- ^ CS放送の朝日ニュースターと共同制作。テレビ朝日での放送は終了したが、ほかの23局は現在もネットされている。関東ではかつてテレビ埼玉でも放送していた。
- ^ 第一期のみアニマックスで放映。(後に第8話までTVOで放映された)
- ^ テレビ大阪では金曜深夜だが、テレビ大阪以外のTXN系列局は全て月曜の「スポパラ」第2部で放送。
- ^ 地上波での放送終了後、CS放送のスカイ・Aで再放送された。
- ^ スポンサーである太陽石油の拠点が愛媛県にあったからと思われる。後番組の「LIFE - LOVE CiRCLE」は同じく太陽石油がスポンサーだが、製作はTOKYO FMに移った。
- ^ 1999年4月より、夜7時枠が現在のローカルセールス枠(「学校へ行こう!」(→火曜夜8時、その後学校へ行こう!MAXとなり2008年9月に終了)と交換)、8時枠が現在の「うたばん」(火曜夜9時より移行)の時間枠となった。
- ^ 2006年11月より「ランキンの楽園」(MBS制作)で枠復活(ただし形式上は水曜日7時枠より移行)。
- ^ その後「メントレG」(TOKIO出演、三菱電機ほか複数社提供、2008年9月終了)→「エチカの鏡〜ココロにキクテレビ〜」(タモリ司会、2008年10月~)をこの時間枠で放送。