緒方理貢
緒方 理貢(おがた りく、1998年9月22日 - )は、宮崎県東諸県郡国富町出身[2]のプロ野球選手(外野手、内野手)。右投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。
福岡ソフトバンクホークス #57 | |
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2024年3月31日 京セラドーム大阪 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 宮崎県東諸県郡国富町 |
生年月日 | 1998年9月22日(26歳) |
身長 体重 |
174 cm 72 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手、内野手 |
プロ入り | 2020年 育成選手ドラフト5位 |
初出場 | 2024年3月29日 |
年俸 | 1300万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集小学生から「宮崎西部ボーイズ」で野球を始め[3]、国富町立本庄中学校時代には全国大会出場する[2]。
高校は京都市右京区の京都外大西高等学校に進学。1年生の夏から左翼手のスタメンとして出場する[4]。3年生の夏の第98回全国高等学校野球選手権京都大会4回戦では、3番・遊撃手として出場し、2安打1打点を挙げるも京都文教高等学校に7対8で敗れ、甲子園出場はならなかった[5]。
大学は駒澤大学に進学。1年生の秋から外野手でレギュラーを獲得[3]。2017年、駒澤大学は東都大学野球連盟の2部リーグに降格していたが、秋季リーグで打率3割以上を記録してチームの1部リーグ昇格に貢献する[3]。同期に若林楽人、前田研輝がいる[6]。
2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト5巡目指名され[2]、11月26日、支度金300万円、年俸400万円(金額は推定)で契約合意に達し[7]、12月10日に入団発表会見が行われた[8]。背番号は127。
ソフトバンク時代
編集2021年、二軍公式戦での出場は無く、三軍では30試合に出場し、打率.190、9盗塁、5打点の成績を残す[9]。
2022年シーズンは二軍で17盗塁を記録し、ウエスタン・リーグの盗塁王のタイトルを獲得[10]。
2023年、二軍公式戦では50試合の出場で打率.140と前年の成績を下回る。みやざきフェニックス・リーグでは、4試合連続で複数安打を記録するなど、14試合で打率.442と好調だった[11]。
2024年からは、守備位置の登録が内野手から外野手へ変更された[12]。オープン戦では打率5割を超えるなど好調で、3月19日に川村友斗、仲田慶介とともに支配下選手契約を結んだ[13][注 1]。背番号は57[16]、推定年俸は700万円となった[17]。3人揃って開幕一軍登録された[18]。
選手としての特徴・人物
編集走攻守のバランスが良く、内野・外野を守れるユーティリティープレイヤー[3]。目標とする選手は周東佑京で[19]、プロ入り後は「周東にも劣らない俊足の持ち主」とも評されている[20]。三振の多さが課題となっていたが、2024年のオープン戦からコンパクトなスイングを心掛けたことで減少し、打撃力も向上した[21]。
詳細情報
編集記録
編集- 初記録
- 初出場:2024年3月29日、対オリックス・バファローズ1回戦(京セラドーム大阪)、7回表にアダム・ウォーカーの代走で出場
- 初打席:同上、9回表に山田修義から遊ゴロ
- 初先発出場:2024年4月20日、対オリックス・バファローズ5回戦(福岡PayPayドーム)、7番・右翼手で先発出場
- 初安打:同上、2回裏に東晃平から右二塁打[23]
- 初打点:2024年9月14日、対オリックス・バファローズ19回戦(京セラドーム大阪)、6回表に鈴木博志から3点適時三塁打[24]
背番号
編集- 127(2021年 - 2024年3月18日)
- 57(2024年3月19日 - )
登場曲
編集- 「Dance Monkey」TONES AND I(2021年)
- 「これ以外 feat. YZERR & Tiji Jojo」BAD HOP(2021年)
- 「Live The Night」 W&W; & Hardwell & Lil Jon(2022年 - )
- 「crayon」 Fuji taito & Zot on the wave(2022年 - )
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 「ソフトバンク-契約更改-プロ野球」日刊スポーツ。2024年11月27日閲覧。
- ^ a b c 「【速報】緒方(国富町出身)がソフトバンク育成5位」『宮崎日日新聞』宮崎日日新聞社、2020年10月26日。2021年3月18日閲覧。
- ^ a b c d 「【ホークス育成新人File】駒大から入団の育成5位・緒方理貢は「周東2世」に!」『Yahoo!ニュース』Yahoo! JAPAN、2021年1月25日。2021年3月18日閲覧。
- ^ 「第96回全国高校野球選手権京都大会 2回戦(2014年7月17日 太陽が丘球場)」『朝日新聞デジタル バーチャル高校野球』2014年7月17日。2021年3月18日閲覧。
- ^ 「第98回全国高校野球選手権京都大会 4回戦(2016年7月21日 わかさスタジアム京都)」『朝日新聞デジタル バーチャル高校野球』2016年7月21日。2021年3月18日閲覧。
- ^ 「プロ野球ドラフト会議で硬式野球部の選手が指名されました」『駒澤大学』2020年10月27日。2024年7月13日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク育成5位緒方と入団合意 期待は守備力「内外野守れる」担当スカウト」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2020年11月26日。2021年3月18日閲覧。
- ^ 「2020/12/10(木) 選手 新入団会見レポ。1位井上選手は「背番号43」」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2020年12月10日。2021年3月18日閲覧。
- ^ 「3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績 2021/11/5(金)現在」『福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト』。2021年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
- ^ 「ウエスタン・リーグ表彰 | 2022年 表彰選手」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年5月12日閲覧。
- ^ 「「小久保さんの前で結果が出たことはよかった」ソフトバンク育成の緒方理貢が4試合連続マルチ安打」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2023年10月30日。2023年12月18日閲覧。
- ^ 「2024年度 育成選手登録(福岡ソフトバンクホークス) | 2024年度公示」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年5月12日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク、異例の3選手同時昇格 仲田慶介、川村友斗、緒方理貢の支配下登録を発表」『Full-Count』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「3選手が支配下選手契約「これからが本当の勝負」」『福岡ソフトバンクホークス』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「球団史上初 ホークスの育成選手3人が同時に支配下登録 開幕へ向け闘志燃やす」『ヨテミラ!』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク育成3選手が1軍の試合に出場できる支配下選手に」『NHK 福岡 NEWS WEB』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】21年ドラフト最終指名の仲田慶介が支配下昇格「はい上がってやる気持ちで」」『日刊スポーツ』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧。
- ^ 「24年度「開幕一軍」の登録公示 ソフトバンクは新加入の山川・ウォーカーを含む26名」『BASEBALL KING』2024年3月28日。2024年5月12日閲覧。
- ^ 「【ホークス育成新人File】駒大から入団の育成5位・緒方理貢は「周東2世」に!(田尻耕太郎) - エキスパート」『Yahoo!ニュース』2021年1月25日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】小久保チルドレンの育成三銃士が異例の同時支配下登録 三笠GM「1軍戦力になる」」『スポーツ報知』2024年3月19日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「「周東佑京にも劣らない俊足」ソフトバンク・緒方理貢…三振多かった打撃克服で支配下契約に」『読売新聞オンライン』2024年3月24日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「週刊ホークス3/22号ニュース」『福岡ソフトバンクホークス』2024年3月22日。2024年5月5日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】緒方理貢がプロ初安打「貢献しようと」2度の満塁機で2三振には「悔しい」」『日刊スポーツ』2024年4月20日。2024年4月20日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】プロ初打点の緒方理貢は“育成三銃士”唯一の1軍生き残り「集中して打席に」」『日刊スポーツ』2024年9月15日。2024年9月15日閲覧。
- ^ 「チーム情報 球場使用曲一覧」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』。2023年12月18日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 緒方理貢 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 127 緒方 理貢 選手名鑑2024 - 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE