龍蔵院 (広島市)
広島県広島市にある寺院
龍蔵院(りゅうぞういん)は、広島県広島市東区牛田東三丁目にある高野山真言宗の寺院。広島新四国八十八ヶ所霊場26番。牛田山龍蔵院とも。
龍蔵院 | |
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所在地 | 広島県広島市東区牛田東3-3-41 |
位置 | 北緯34度24分36.8秒 東経132度28分57.3秒 / 北緯34.410222度 東経132.482583度座標: 北緯34度24分36.8秒 東経132度28分57.3秒 / 北緯34.410222度 東経132.482583度 |
山号 |
聖天山 牛田山 |
院号 | 龍蔵院(龍藏院) |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 歓喜天(聖天) |
創建年 | 天正17年(1589年) |
正式名 |
聖天山歓喜寺龍蔵院 聖天山歡喜寺龍藏院 |
札所等 | 広島新四国八十八ヶ所霊場26番 |
法人番号 | 1240005000689 |
日本初のチベット仏教僧院である「龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院」の所在地だったことでも知られる。
概要
編集歓喜天(ガネーシャ)を本尊とする。天正17年(1589年)2月26日、毛利輝元が牛田山を通った際に、湧泉の中から歓喜天が出現したという逸話が、この寺院の起源とされる[1]。以来、毛利家では歓喜天(聖天)を代々の持仏としたという。幾度かの移転を経て、昭和初期に現在地に落ち着く。
毎月1日、16日が本尊の縁日となり、高野山真言宗の伝統に則った供養が行われる。
チベット仏教との関係
編集チベット仏教の交流活動を担っていた「文殊師利大乗仏教会」が、2001年に拠点を広島県に移して以来、来日チベット僧の滞在・活動拠点を、龍蔵院が提供するようになった。その縁で、2004年7月には、チベット仏教ゲルク派の「デプン大僧院」付属「ゴマン学堂」の日本別院である「龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院」が創設された[2][1]。
そのため、龍蔵院には、「ゴマン学堂」から選抜されたチベット僧が来日して常駐し、日々チベット仏教の勤行と交流活動に務めている。
2019年8月には、交流のある大聖院の支援の下、同じ広島市内の真光院(広島新四国八十八ヶ所霊場10番)へと僧院機能が移された[3]。