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現在は無人島だが、戦前は住民が暮らしており、[[1907年]]の調査では人口6人、[[1918年]]の調査では人口20人を数えていた。住民が定住するまでは森林が分布していたと考えられているものの、定住やかつての住民が飼っていた[[ヤギ]]が野生化したことで植生破壊が行われていた。このため、[[東京都]]によって元来の環境を取り戻すため、ヤギの駆除が行われ、[[2001年]]に根絶が達成された<ref>{{cite web|url=http://ogasawara-info.jp/pdf/saisei/keikaku_noyagi.pdf|title=ノヤギ|publisher=小笠原自然情報センター|accessdate=2014-03-19}}</ref>。現在はウドノキ林のような元来の植生の回復が図られている<ref>{{cite web|url=http://ogasawara-info.jp/pdf/isan/kihonkeikaku_ja.pdf|title=小笠原の自然環境の保全と再生に関する基本計画|publisher=環境省|page=18|date=2007-3|accessdate=2014-03-19}}</ref>。
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2023年11月18日 (土) 13:51時点における最新版

座標: 北緯27度29分50秒 東経142度12分35秒 / 北緯27.49722度 東経142.20972度 / 27.49722; 142.20972

嫁島
嫁島の空中写真(1978年撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
所在地 日本の旗 日本東京都
所在海域 太平洋
所属諸島 小笠原諸島
座標 北緯27度29分50秒 東経142度12分35秒 / 北緯27.49722度 東経142.20972度 / 27.49722; 142.20972
面積 0.81 km²
嫁島の位置(日本内)
嫁島
     
プロジェクト 地形
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嫁島(よめじま)は、東京都小笠原村に属する無人島聟島列島の最南端ので、父島列島から最も近い位置にあり、父島の北約50kmにある。面積0.81km2小笠原国立公園に含まれている。季節的漁業者の停泊地として用いられている。

現在は無人島だが、戦前は住民が暮らしており、1907年の調査では人口6人、1918年の調査では人口20人を数えていた。住民が定住するまでは森林が分布していたと考えられているものの、定住やかつての住民が飼っていたヤギが野生化したことで植生破壊が行われていた。このため、東京都によって元来の環境を取り戻すため、ヤギの駆除が行われ、2001年に根絶が達成された[1]。現在はウドノキ林のような元来の植生の回復が図られている[2]

植物種としてコゴメビエなどが存在する。海鳥類ではクロアシアホウドリが生息するほか、2013年にはコアホウドリの繁殖が確認されている[3]。2000年にはアホウドリが営巣し抱卵していることが確認されているが、その後は確認されなかった[4]

2016年に入り、嫁島でアホウドリのひなが一羽確認された。聟島列島のうち聟島では繁殖地の形成に向けた事業が行われており、同島で人工飼育された個体か、これに誘引されて同列島に来たアホウドリの個体による繁殖と見られている[5]

脚注

[編集]
  1. ^ ノヤギ”. 小笠原自然情報センター. 2014年3月19日閲覧。
  2. ^ 小笠原の自然環境の保全と再生に関する基本計画”. 環境省. p. 18 (2007年3月). 2014年3月19日閲覧。
  3. ^ コアホウドリの新たな繁殖場所(小笠原諸島嫁島)の確認について”. 東京都 (2013年5月27日). 2014年3月19日閲覧。
  4. ^ アホウドリの小笠原における営巣確認について”. 環境省 (2000年12月27日). 2014年3月19日閲覧。
  5. ^ 聟島のひな、初の巣立ち 小笠原のアホウドリ繁殖”. 産経新聞 (2016年5月23日). 2016年7月1日閲覧。

関連項目

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