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アルファロ・クルトラートゥス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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アルファロ・クルトラートゥス
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
亜綱 : 新鰭亜綱 Neopterygii
上目 : 棘鰭上目 Acanthopterygii
: カダヤシ目 Cyprinodontiformes
: カダヤシ科 Poeciliidae
亜科 : カダヤシ亜科 Poeciliinae
: Alfaro
: アルファロ・クルトラートゥス A. cultratus
学名
Alfaro cultratus
Regan, 1908
英名
Knife livebearer

アルファロ・クルトラートゥス (学名 Alfaro cultratus) とは、カダヤシ目カダヤシ科アルファロ属に分類される魚のこと。中央アメリカに生息。

概要

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ニカラグアコスタリカパナマの池や沼・穏やかな河川に生息する、やや大きめの卵胎生メダカである。

発達した尻ビレの形状から、別名ナイフ・ライブベアラー(Knife Livebearer、Knife-edged Livebearer)とも呼ばれている。

熱帯魚で単にアルファロと言った場合、本種クルトラートゥス(A.cultratus)を指す場合がほとんどである。アルファロ属には他にヒュベリー(A.huberi)がいる。

属名 Alfaro は、コスタリカの動物学者アルファロ博士(en:Anastasio Alfaro)の名前に由来、種小名 cultratus は、ラテン語で「ナイフのような」という意味である。

本種は観賞魚として流通しているが、そのほとんどは愛好家(及び業者)の手による繁殖個体であり、現地採集個体が流通に乗ることはあまりない。

特徴

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縦に薄く扁平気味な身体と、尻ビレから尾ビレにかけてのナイフエッジ状の部位が、本種の大きな特徴である。

カダヤシ亜科(Poeciliinae)としては大型の部類に入り、オスの体長は6cm前後、メスの体長は8cm前後になる。

色彩的には日本のメダカに似るが、体側の一部がメタリックブルー、尾ビレは薄い黄色に発色する。

オスの交接器(ゴノポディウム)は体格に対してやや大きめで、同科他種に比べてより原始的なつくりである。

生態

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他のカダヤシ亜科同様、繁殖形態は卵胎生である。

食性は基本的に食虫性であり、幼魚期は主に水生昆虫、若魚以降成長すると陸生昆虫も食べるようになる。

同属

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  • Alfaro huberi

参考文献

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  • ワイルド・グッピー&卵胎生メダカ(ピーシーズ)
  • フィッシュマガジン 2008年10月号(緑書房)
  • 楽しい熱帯魚 2010年9月号(白夜書房)