コンテンツにスキップ

伊東豊雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊東豊雄
生誕 (1941-06-01) 1941年6月1日(83歳)
大日本帝国の旗 日本統治下朝鮮 京畿道京城府
(現 大韓民国の旗 韓国ソウル
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学
職業 建築家
受賞 日本建築学会賞作品賞(1986、2003年)
村野藤吾賞(1990、2017年)
日本芸術院賞(1999年)
ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞(2002年)
RIBAゴールドメダル(2006年)
高松宮殿下記念世界文化賞(2010年)
プリツカー賞(2013年)
日本建築学会賞大賞(2016年)
文化功労者(2018年)
旭日重光章(2021年)
日本芸術院会員(2022年)
所属 (株)伊東豊雄建築設計事務所
建築物 White U
シルバーハット
せんだいメディアテーク
多摩美術大学図書館
台中国家歌劇院

伊東 豊雄(いとう とよお、1941年6月1日 - )は、日本建築家一級建築士。伊東豊雄建築設計事務所代表。

東京大学東北大学多摩美術大学神戸芸術工科大学客員教授を歴任。高松宮殿下記念世界文化賞RIBAゴールドメダルUIAゴールドメダル日本建築学会賞作品賞2度、グッドデザイン大賞、2013年度プリツカー賞など受賞歴多数。多摩美術大学大学院美術研究科教授[1][2]

来歴・人物

[編集]

1941年昭和16年)、父親が日本と日本統治時代の朝鮮を行き来して陶磁器事業をしていた関係で、朝鮮の京畿道京城府(現・大韓民国ソウル特別市)に生まれる[3]

2歳頃から中学生までを祖父と父の郷里である長野県諏訪郡下諏訪町で過ごす。4歳で初めて東京に行った際に、憧れをもち高校からは東京の高校に進学を決めた。

東京都立日比谷高等学校に入学。野球部であり、野球で大学を受験したが不合格で浪人する[4]

東京大学工学部建築学科に進学。全く建築家を志しておらず、点数が低くても入れたため、消去法で進学した。当時の建築学科は工学部の落ちこぼれと揶揄されていた。ここで建築に興味を持った[5]

菊竹清訓設計事務所勤務時に、大阪万博の近代建築物に携わったが、観衆がそれらには大して興味を持たず、太陽の塔が人を集める様を見て、近代建築に対して疑問を持ち始める[6]

1971年(昭和46年)に30歳で独立[7]。アーバンロボット(現:伊東豊雄建築設計事務所)を設立。当初は全く仕事がなく膨大な時間が流れた。家族や知人からの建築関係の依頼で生計を立てた[8]

姉の家である「中野本町の家 (White U)」や[9]自邸「シルバーハット」など個人住宅を中心に手がけ、安価かつ禁欲的・ミニマルな作風で注目を浴びた。また消費社会に暮らし、物だけでなく生活空間まで消費する若い女性ら都市の「遊牧民」(ノマド)をテーマに、「東京遊牧少女の包(パオ)」といったプロジェクトを発表するなど、体を柔らかい膜のように包む建築などを構想し、都市を批評する活動を行った[10]。 バブル景気の最中でも、大きな仕事は入らず、実績を問われてもその最初のきっかけをなかなか掴めなかった[11]

博物館を訪れた際に「ざる」などが立派なガラスケースに展示されており、「こんなケースが必要なのか、触っても良いんじゃないか」と管理者に尋ねたところ「触っても良いです。でも、盗まれたらどうしますか?管理してる私が怒られるんですよ」と返されて「来場者のためじゃなくて管理者のために建築される。これが公共建築か」とショックを受けて、なんとしてもそれを変えたいと思った[12]

1986年(昭和61年)、47歳の時に念願の公共建築の仕事が入った[13]横浜駅西口に作ったシンボルタワー兼地下街換気塔「風の塔」は、無数の穴を開けた金属板(パンチメタル)と照明多数で構成された半透明な簡素な塔であるが、夜間はなどの周囲の気象条件に合わせて表面にカラフルな光が浮かび上がるようプログラミングされており、金属板の斬新な使用方法や環境に対する相互作用性で注目を浴びた。

1990年代に入り、「せんだいメディアテーク」を代表として[14]、次第に構造上でも実験的で、なおかつ官能的な外観・内部空間を有する作風に移りつつある。『新建築』誌上で槇文彦から「平和な時代の野武士たち」と呼ばれた世代の筆頭である[15][16]

2006年平成18年)には王立英国建築家協会よりRIBAゴールドメダルを受賞するなど、世界でも重要な建築家の一人とみなされるようになり、2013年(平成25年)にはプリツカー賞を受賞した。また、設計する建築のための家具の設計も行う。後進の建築家を多く輩出する教育者としても高い評価を得ている。

2010年(平成22年)には愛媛県今治市大三島町今治市伊東豊雄建築ミュージアムを開設した。

2012年平成24年)には国立競技場基本構想国際デザインコンクール」に参加し、最終選考11作品に残った[17]。仕切り直しとなった2015年(平成27年)の再コンペにも参加し、今度は明治神宮外苑という立地を踏まえ神道を意識した作品で臨んだが、審査の評価点では「工期短縮」部分で27点の大差をつけられたこともあり、「総合」で8点の僅差で敗れ採用に至らなかった[18]

しかし、敗因となった 「工期短縮」部分では、A案の36ヵ月に対し伊東らB案は34ヵ月で勝っていた[19]

2017年度より朝日賞選考委員を務めている。

2023年令和5年)10月にかけて芝浦工業大学で開催した初期作の個展終了後の12月、1989年までの図面や模型など約2600点をカナダ建築センター(CCA)に寄贈する。伊東は一括での保管を希望し、それにかなったCCAを選んだ。伊東は1990年代以降の資料寄贈先もCCAとする意向であるが、日本の国立近現代建築資料館も候補となるよう努力する旨を取材に対してコメントしている[20]

略歴

[編集]


作品

[編集]
風の塔(1986年)
せんだいメディアテーク(2000年、宮城県仙台市
多摩美術大学図書館(2007年、東京都八王子市
座・高円寺(2008年、東京都杉並区高円寺
南青山Fビル(東京都港区南青山
名称 所在地 備考
あるみのいえ/アルミの家 1971 14神奈川県藤沢市 日本の旗 日本
せんかたきのさんそう/千ヶ滝の山荘 1971 20長野県軽井沢町 日本の旗 日本
くろのかいき/黒の回帰 1975 13東京都世田谷区 日本の旗 日本 現存せず
ほわいとゆ/中野本町の家 (White U) 1976 13東京都中野区 日本の旗 日本 現存せず
かみわたのいえ/上和田の家 1976 23愛知県岡崎市 日本の旗 日本
ほてるてい/ホテルD 1977 20長野県上田市 日本の旗 日本
ひえむていひるあ/PMTビル 1978 23愛知県名古屋市 日本の旗 日本 現存せず
ひえむていひるい/PMTビル2 1979 40福岡市博多区 日本の旗 日本 現存せず
ひえむていこうしよう/PMT工場 1979 27大阪府寝屋川市 日本の旗 日本
こかねいのいえ/小金井の家 1979 13東京都小金井市 日本の旗 日本
ちゆうおうりんかんのいえ/中央林間の家 1979 14神奈川県大和市 日本の旗 日本 現存せず
にほんこうくうちけつと/日本航空チケットカウンター 1979 米・仏他 - 1991
かさまのいえ/笠間の家 1981 08茨城県笠間市 日本の旗 日本
うめかおかのいえ/梅が丘の家 1982 13東京都世田谷区 日本の旗 日本
なかいのいえ/中井の家 1983 13東京都新宿区 日本の旗 日本
はなこかねいのいえ/花小金井の家 1983 13東京都小平市 日本の旗 日本
てんえんちようふのいえ/田園調布の家 1983 13東京都大田区 日本の旗 日本
しるははつと/シルバーハット 1984 38愛媛県今治市 日本の旗 日本 移築
とうきようゆうほくしょうしよのはお/東京遊牧少女の包 1984 13東京都 日本の旗 日本 現存せず
まこめさわのいえ/馬込沢の家 1986 12千葉県船橋市 日本の旗 日本
かせのとう/風の塔 1986 14神奈川県横浜市 日本の旗 日本
れんすとらんはのまと/レストランバー・ノマド 1986 13東京都港区 日本の旗 日本 現存せず
ほんたくりおせたかや/ホンダクリオ世田谷ショールーム 1986 13東京都世田谷区 日本の旗 日本
かんたえむひる/神田Mビル 1987 13東京都千代田区 日本の旗 日本
たかきちようのいえ/高樹町の家 1988 13東京都港区 日本の旗 日本
ならしるくろとはく/奈良シルクロード博・浮雲エリア 1988 29奈良県奈良市 日本の旗 日本 現存せず
さつほろひるほつかいとう/サッポロビール北海道工場ゲストハウス 1989 01北海道恵庭市 日本の旗 日本
れすとらんはすていな/レストラン・パスティーナ 1989 13東京都世田谷区 日本の旗 日本
なこやせかいてさいんはく/名古屋世界デザイン博メイテック中日新聞CBCパヴィリオン 1989 23愛知県名古屋市 日本の旗 日本 現存せず
あさくさはしあいひる/浅草橋Iビル 1989 13東京都台東区 日本の旗 日本
よこはまはくらんかいうみのけいと/横浜博覧会・海のゲート周辺施設 1989 14神奈川県横浜市 日本の旗 日本 現存せず
あんとうえるへん/アントウェルペン市再開発計画 1990 アントウェルペン ベルギーの旗 ベルギー
なかめくろていひる/中目黒Tビル 1990 13東京都目黒区 日本の旗 日本
やつしろしりつはくふつかん/八代市立博物館・未来の森ミュージアム 1991 43熊本県八代市 日本の旗 日本
やつしろきやらり/八代ギャラリー8 1991 43熊本県八代市 日本の旗 日本
ゆかわらきやらり/湯河原ギャラリーU 1991 14神奈川県湯河原町 日本の旗 日本
かせのたまこ/風の卵 
大川端リバーシティ21タウンゲートB
1991 13東京都中央区 日本の旗 日本
みなみあおやまえふひる/南青山Fビル 1991 13東京都港区 日本の旗 日本
しやんはいしさい/上海市再開発計画 1992 中華人民共和国の旗 中国
ほてるひ/ホテルP 1992 01北海道清里町 日本の旗 日本
ヒューマックスパビリオン永山 1992 13東京都多摩市 日本の旗 日本
まつやまあいてい/松山ITM本社ビル 1993 38愛媛県松山市 日本の旗 日本
しもすわちようりつすわこはくふつ/下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館 1993 20長野県下諏訪町 日本の旗 日本
ようころうしんほむやつしろ/養護老人ホーム八代市立保寿寮 1994 43熊本県八代市 日本の旗 日本
つくはちゆしやしよう/つくば南駐車場 1994 08茨城県つくば市 日本の旗 日本
やつしろこういきしようほう/八代広域消防本部庁舎 1995 43熊本県八代市 日本の旗 日本
たてしなえすてい/蓼科S邸 1995 20長野県茅野市 日本の旗 日本
なかおかりりつく/長岡リリックホール 1996 15新潟県長岡市 日本の旗 日本
おくにえすてい/小国S邸 1996 43熊本県小国町 日本の旗 日本
よこはましりつひかしなかや/横浜市立東永谷地区センター
・地域ケアプラザ
1997 14神奈川県横浜市 日本の旗 日本
おおたてしゆかい/大館樹海ドーム 1997 05秋田県大館市 日本の旗 日本
とうきようたいかくふつせい/東京大学物性研究所 1997 12千葉県柏市 日本の旗 日本
おおたくきゆうようむら/大田区休養村とうぶ 1998 20長野県東御市 日本の旗 日本
のつはるまちやくは/野津原町役場 1998 44大分県大分市 日本の旗 日本
ゆうてんしてい/祐天寺T邸 1999 13東京都目黒区 日本の旗 日本
たいしやふんか/大社文化プレイス 1999 32島根県出雲市 日本の旗 日本
さくらしようすいけい/桜上水K邸 2000 13東京都世田谷区 日本の旗 日本
はのははんはくてまぱく/ハノーバー万博テーマパーク
ヘルスフューチュア館
2000 ハノーファー ドイツの旗 ドイツ
せんたいめていあ/せんだいメディアテーク 2000 04宮城県仙台市 日本の旗 日本
おおいたあくりかるちゆあ/大分アグリカルチャーパーク 2001 44大分県杵築市 日本の旗 日本
ふるしゆはひりおん/ブルージュパビリオン 2002 ブルージュ ベルギーの旗 ベルギー
いなきたふる/稲城W邸 2002 13東京都稲城市 日本の旗 日本
さへんたいん/サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン 2002 グリモー フランスの旗 フランス 移築
しののめきやなる/東雲キャナルコートCODAN2街区 2003 13東京都江東区 日本の旗 日本
みなとみらいせんもとまち/みなとみらい線元町・中華街駅 2003 14神奈川県横浜市 日本の旗 日本
まつもとしみんけいしゆつかん/まつもと市民芸術館 2004 20長野県松本市 日本の旗 日本
あるみこてし/アルミコテージ 2004 19山梨県南部町 日本の旗 日本
とつすおもてさんとう/ トッズ表参道ビル 2004 13東京都渋谷区 日本の旗 日本
あいらんとしてい/アイランドシティ中央公園
中核施設ぐりんぐりん
2005 40福岡市東区 日本の旗 日本
ふろにんけんあるみ/フローニンゲン・アルミニウム・ハウジング 2005 フロニンゲン オランダの旗 オランダ
おふいすまら/オフィス・マーラ−4・ブロック5 2005 アムステルダム オランダの旗 オランダ
ふいかろのけつこん/フィガロの結婚」舞台装置 2005 20長野県松本市 日本の旗 日本
えすゆうえすふくしまこうしようしや/SUS福島工場社員寮 2005 07福島県須賀川市 日本の旗 日本
みきもときんさ/ミキモト銀座2 2005 13東京都中央区 日本の旗 日本
こにやつくしえい/コニャック・ジェイ病院 2006 パリ フランスの旗 フランス
ひほしてい/Vivo City 2006 ハーバーフロント シンガポールの旗 シンガポール
めいそうのもり/瞑想の森 市営斎場 2006 21岐阜県各務原市 日本の旗 日本
たまひじゆつたいかくとしよ/多摩美術大学図書館 2007 13東京都八王子市 日本の旗 日本
はるせろなみほんいち/バルセロナ見本市会場 モンジュイック2 2007 バルセロナ スペインの旗 スペイン
すみかはひりおん/SUMIKA パビリオン 2008 09栃木県宇都宮市 日本の旗 日本
さこうえんし/座・高円寺 2008 13東京都杉並区 日本の旗 日本
へすからのおおき/ペスカラの大きなワイングラス ペスカラ イタリアの旗 イタリア
にせんきゆう/2009ワールドゲームズスタジアム 2009 高雄 中華民国の旗 台湾
すいつあへにゆう/スイーツアベニュー アパートメント 2009 バルセロナ スペインの旗 スペイン
ほわいとおお/White O 2009 マルベリャ  チリ
とれすほるたふいら/トーレス・ポルタ・フィラ 2010 バルセロナ スペインの旗 スペイン
へるひゆれしてんす/ベルビュー・レジデンシズ 2010 オクスリー・ウォーク シンガポールの旗 シンガポール
たいへいせかいほうえきせんた/台北世界貿易センター広場 2011 台北 中華民国の旗 台湾
いまはるしりついとうとよ/今治市伊東豊雄建築ミュージアム 2011 38愛媛県今治市 日本の旗 日本
いまはるしりついわた/今治市岩田健母と子のミュージアム 2011 38愛媛県今治市 日本の旗 日本
とうきようかすせんしゆ/東京ガス 千住見学サイト
Ei-WALK CONCEPT ROOM
2011 13東京都荒川区 日本の旗 日本
みんなのいえ/ みんなの家 2011 04宮城県仙台市 日本の旗 日本
とうきようまさくりにつく/東京マザーズクリニック 2011 13東京都世田谷区 日本の旗 日本
やおこかわこえ/ヤオコー川越美術館 2012 11埼玉県川越市 日本の旗 日本
いとうけんちくしゆく/伊東建築塾 恵比寿スタジオ 2013 13東京都渋谷区 日本の旗 日本
たいわんたいかくしやかい/台湾大学社会科学部棟 2014 台北 中華民国の旗 台湾
そんしやんたいへい/松山 台北文創ビル 2014 台北 中華民国の旗 台湾
きやひたるくりん/CapitaGreen 2014 シンガポール シンガポールの旗 シンガポール
やまなしかくいんたいかくこくさい/山梨学院大学国際リベラルアーツ学部棟 2015 19山梨県甲府市 日本の旗 日本
みんなのもりきふ/みんなの森 ぎふメディアコスモス 2015 21岐阜県岐阜市 日本の旗 日本
はろつくいんたなしおなるみゆしあむ/バロック・インターナショナル・ミュージ
アム・プエブラ
2016 プエブラ メキシコの旗 メキシコ
たいしよんこつか/台中国家歌劇院 2016[23] 台中 中華民国の旗 台湾
みやきかくいんしよしたいかくふそく/宮城学院女子大学附属認定こども園
「森のこども園」
2016 04宮城県仙台市 日本の旗 日本
かわくちめくりのもり/川口市めぐりの森赤山歴史自然公園 2018 11埼玉県川口市 日本の旗 日本
しんまいめていあかてん/信毎メディアガーデン 2018 20長野県松本市 日本の旗 日本
ヤオコー サポートセンター 2018 埼玉県川越市 日本の旗 日本
新青森県総合運動公園陸上競技場 2019 青森県青森市 日本の旗 日本
イケウチゲート 2022 北海道札幌市 日本の旗 日本
水戸市民会館[24] 2022 茨城県水戸市 日本の旗 日本
おにクル 2023 大阪府茨木市 日本の旗 日本

受賞・栄典

[編集]

著書

[編集]
  • 『マニエリスムと近代建築 コーリン・ロウ建築論選集』松永安光共訳、彰国社、初版 1981年(昭和56年)、ISBN 4395050433
  • 『風の変様体 建築クロニクル』青土社1989年(平成元年)、新装版2000年、ISBN 4-7917-5782-3
  • 『シミュレイテド・シティの建築(INAX ALBUM 1)』INAX出版、1992年(平成4年) ISBN 4-87275-015-2
  • 『透層する建築』青土社、 2000年(平成12年)、ISBN 4-7917-5837-4
  • 『せんだいメディアテーク コンセプトブック』NTT出版2001年平成13年)、ISBN 4-7571-0044-2
  • 『UNDER CONSTRUCTION -せんだいメディアテーク写真集』建築資料研究社、 2001年(平成13年)、ISBN 4-87460-716-0
  • 『伊東豊雄 ライト・ストラクチュアのディテール』彰国社、2001年(平成13年)、ISBN 4-395-11103-3
  • 『Serpentine Gallery Pavilion 2002:Toyo Ito With Arup』建築都市ワークショップ、2002年平成14年)、ISBN 4-906544-81-9
  • 『建築:非線型の出来事-smtからユーロへ』彰国社、 2003年(平成15年)、ISBN 4-395-11109-2
  • 『みちの家 くうねるところにすむところ 08』インデックスコミュニケーションズ、 2005年(平成17年)、ISBN 4-7573-0318-1
  • 『20XXの建築原理へ(建築のちから)』INAX出版、 2009年(平成21年)
  • 『建築の大転換』中沢新一共著、筑摩書房、2012年/ちくま文庫(増補版)、2015年
  • 『あの日からの建築』集英社新書、2012年(平成24年)
  • 『「建築」で日本を変える』集英社新書、2016年(平成28年)
  • 『日本語の建築 空間にひらがなの流動感を生む』PHP新書、2016年
  • 『みんなの家、その先へ』LIXIL出版、2018年(平成30年)1月
  • 『伊東豊雄 21世紀の建築をめざして』エクスナレッジ、2018年4月
  • 『伊東豊雄 美しい建築に人は集まる(のこす言葉)』平凡社、2020年6月
  • 『伊東豊雄 自選作品集』平凡社、2020年(令和2年)8月。大判作品集
  • 『この社会に、建築は、可能か。』青土社、2024年12月

出演

[編集]

その他

[編集]

伊東事務所出身の建築家

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ TAMABI NEWS 94号(映像で魅せる力)|多摩美術大学”. www.tamabi.ac.jp. 2023年9月10日閲覧。
  2. ^ 多摩美術大学大学院美術研究科”. graduate.tamabi.ac.jp. 2024年7月3日閲覧。
  3. ^ 「受けるべき人受けた」ソウル生まれの伊東豊雄がプリツカー賞受賞(1)”. 中央日報 - 韓国の最新ニュースを日本語でサービスします. 2021年4月6日閲覧。
  4. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  5. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  6. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  7. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  8. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  9. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  10. ^ 1981年(昭和56年)に、コーリン・ロウの建築論文集『マニエリスムと近代建築』を松永安光と共訳して彰国社で刊行。
  11. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  12. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  13. ^ 建築家 伊東豊雄”. 2023年11月9日閲覧。
  14. ^ 伊東豊雄自身も「せんだいメディアテークは、私にとって転機となった建築である」(引用)と語っている。
  15. ^ 槇文彦]「総合建築時評:平和な時代の野武士達」『新建築』第54巻第11号、新建築社、1979年10月、195-206頁。 
  16. ^ 菊地尊也. “野武士(現代美術用語辞典ver.2.0)”. アートスケープ. 2022年12月5日閲覧。
  17. ^ そこが聞きたい:新国立競技場見直し 伊東豊雄氏[リンク切れ]毎日新聞(2015年7月22日)
  18. ^ 新国立競技場「A案」に決定 点数の内訳をめぐり物言いも FNN(2015年12月23日)
  19. ^ 伊藤博敏新国立「A案採用」は出来レースだったのか!?~「大成建設に取らせたい」という空気はこうして作られた 現代ビジネス(2015年12月24日)
  20. ^ 貴重な建築資料どう保存:伊東豊雄さん、図面や模型をカナダへ 「一括保管」希望:予算・場所 限られる日本/流出惜しみ官民協力求める声朝日新聞』朝刊2023年10月26日(文化面)2023年11月8日閲覧
  21. ^ 平成30年度 文化功労者”. 文部科学省 (2018年11月3日). 2018年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月27日閲覧。
  22. ^ 令和3年春の叙勲受章者名簿(重光章受章者)内閣府
  23. ^ 伊東豊雄氏、設計手掛けた台中国家歌劇院を視察 完成目前に喜び/台湾」中央社フォーカス台湾(2015年12月2日)
  24. ^ 【Topics】水戸市民会館が竣工 文化交流生む木造建築 伊東豊雄さん、設計手がける毎日新聞』夕刊2022年12月7日(文化面)2022年12月12日閲覧
  25. ^ 朝日賞 2001-2018年度”. 朝日新聞社. 2023年1月5日閲覧。
  26. ^ リチャード・ノイトラ賞に伊東豊雄氏」建設通信新聞(2021年4月19日)
  27. ^ 官報』号外第99号(令和3年4月30日)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]