小岩駅
小岩駅 | |
---|---|
北口(2010年7月) | |
こいわ Koiwa | |
所在地 | 東京都江戸川区南小岩七丁目24-15 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | コワ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]58,306人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)5月24日[1] |
乗入路線 旅客線1路線 合計3 路線 | |
所属路線 |
■総武線(各駅停車) (線路名称上は総武本線) |
駅番号 | JB26 |
キロ程 |
12.8 km(東京起点) 千葉から26.4 km |
◄JB 25 新小岩 (2.8 km) (2.6 km) 市川 JB 27► | |
所属路線 |
総武本線(貨物支線) (越中島支線・新金貨物線) |
キロ程 | 0.0 km(小岩起点) |
(2.3 km) 新小岩信号場► | |
備考 |
小岩駅(こいわえき)は、東京都江戸川区南小岩七丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
乗入路線
[編集]乗入れている路線は総武本線であるが、当駅には緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車する。駅番号はJB 26。
特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。東隣の市川駅が千葉県であることから、当駅が総武本線における東京都区内の東限となる。また、武蔵野線の西船橋駅以遠・京葉線の南船橋駅以遠から葛西臨海公園駅経由で東京都区内に直通する場合、東京都区内発着乗車券と当駅発着乗車券を併用することで乗車可能となっている(旅客営業取扱基準規程155条)。
また当駅は、総武本線の貨物列車用の支線である越中島支線・新金貨物線の書類上の起点駅となっているが、物理的には当駅 - 新小岩駅間にある新小岩信号場駅構内から分岐している。当駅が起点になっているのは、本来の起点駅であった新小岩操駅(現・新小岩信号場駅)が1986年(昭和61年)にいったん廃止された際に、起点が当駅に変更され、翌1987年(昭和62年)の新小岩操駅再設置後もそのままとなっているためである。当駅 - 新小岩信号場駅間 (2.3 km) は本線と重複扱いとなったため、独立した貨物線及び貨物設備は一切無い。
強風が発生した場合、江戸川橋梁を通る当駅 - 市川駅間で徐行運転が行われる場合がある。
歴史
[編集]- 1899年(明治32年)5月24日:総武鉄道の駅として開設[1]。
- 1907年(明治40年)9月1日:鉄道国有法により買収・国有化[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称設定により、総武本線所属となる[1]。
- 1945年(昭和20年)6月10日:空襲による被害を受ける[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本に移管[1]。
- 1990年(平成2年)12月25日:改札前に設置された栃錦像が除幕される。
- 1992年(平成4年):南口地下タクシー待機所が完成[2]。
- 2001年(平成13年)11月18日:交通系ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2020年(令和2年)11月1日:スマートホームドアの使用開始[3]。
- 2022年(令和4年)2月28日:みどりの窓口の営業終了[4][5]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する高架駅であり、ホーム上にはホームドアも設置されている。
駅の高架下は1階・地階の2層構造のショッピングセンター「シャポー小岩」になっている(後述)。Suica対応自動改札機、指定席券売機が設置されている。
錦糸町営業統括センター管内の直営駅で、副所長兼駅長が配置されている。
駅構内の改札前には、地元出身の第44代横綱・栃錦の像があり、待ち合わせ場所の目印にもなっている。栃錦は当駅近くの江戸川区立下小岩小学校の卒業生でもある。
駅はバリアフリー化が進んでおり、エレベーターやエスカレーターが至る所に設置されており、階段を使わなくても駅内及び地下ショッピングセンターを自由に移動することが可能。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 総武線(各駅停車) | 西行 | 秋葉原・新宿・中野方面 |
2 | 東行 | 市川・津田沼・千葉方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
中央口改札(2022年10月)
-
ICカード専用改札(2023年5月)
-
ホーム(2022年10月)
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は58,306人である[JR 1]。JR東日本管内の駅の中では橋本駅に次いで第68位で、東隣で快速停車駅の市川駅や稲毛駅より利用者が多い。また総武快速線の通過駅では西船橋駅に次いで多く、中央線区間を含め、中央・総武線内(千葉駅 - 三鷹駅 - 高尾駅)の他路線・快速との乗換の無い駅としては最も利用者が多い。JR東日本全体における乗換の無い駅としては大森駅・川口駅に次いで第3位。駅周辺には学校が多いため、登・下校時間帯は学生らで賑わう。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)65,447 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)67,598 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)68,025 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)68,359 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)67,868 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)67,779 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)67,367 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)65,578 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 64,570 | [* 9] |
1999年(平成11年) | [JR 2]64,343 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 3]64,758 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 4]65,098 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 5]64,964 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 6]64,690 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 7]63,905 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 8]63,984 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 9]64,249 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 10]65,013 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 11]64,711 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 12]63,730 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 13]63,039 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 14]62,052 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 15]62,347 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 16]63,288 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 17]63,239 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 18]64,565 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 19]65,204 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 20]66,009 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 21]66,480 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 22]66,125 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 23]50,403 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 24]52,467 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 25]55,563 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]58,306 |
駅周辺
[編集]駅周辺は歓楽街、商店街が密集している。駅東側を通る小岩中央通りの北口側にはハングルの看板を掲げた朝鮮料理店や韓国物産店が立ち並び、小規模ながら「コリア・タウン」の様相を呈している。
京成小岩駅までは徒歩で20分程、京成バス利用で10分程であり乗換には余り適さない。
フラワーロード商店街の中にエフエム江戸川 (84.3MHz) のスタジオがある。
高架下のショッピングセンター「シャポー小岩」は、1972年(昭和47年)7月15日に「小岩PoPo」としてオープンし、2007年(平成19年)3月23日にリニューアルオープンした。リニューアルオープン後の店舗面積は1万3559平方メートル、店舗数は103。全店舗がSuicaショッピングサービスに対応している。駅改札口を中心に東西方向に細長く展開し、東西線路方向の通路延長は約380m。各店舗にはシャッターが取付けられ、館内営業時間内に限られていた東西方向の通路の開放が初電から終電までに拡大された。
地階では南北方向の横断通路も新たに開放された。地階には猫のイメージマスコット「ポポちゃん」を模った子供向けの「ぽぽちゃん広場」、水で安らぎを演出する休憩スペース「ぽぽの泉」、休憩所、抽選会など催し物に使用出来る「ぽぽちゃんの森」が新設された。
2016年(平成28年)4月15日に「シャポー小岩」となった[6]。
シャポー小岩の千葉側は改装され、2023年3月30日(木)午前10時にリニューアルオープンした。なお、オープン当初の3月30日(木)と翌31日(金)は事前入館予約制となっていた。シャポー改札は4月1日(土) 6:30より通行できるようになった。[7]また、シャポー小岩の東京側も2024年3月25日(水)にリニューアルオープンした。
- イトーヨーカドー小岩店
- 愛国中学校・高等学校
- 愛国学園短期大学
- 江戸川女子中学校・高等学校
- 小岩駅北口通り
- 三菱UFJ銀行 小岩支店
- 小岩菖蒲園
- 小岩神社
南口
[編集]- 江戸川女子中学校・高等学校
- 警視庁小岩警察署
- 江戸川区小岩区民館(江戸川区小岩事務所)
- 東京文化美容専門学校
- 小岩駅前交番
- フラワーロード商店街
- サンロード商店街
- 昭和通り商店街
- 江戸川病院
- 田子ノ浦部屋
- ピカソ 小岩駅前店
- 南小岩フラワーロード郵便局
- 小岩神社
- 三井住友銀行 小岩支店
- 野村證券 小岩支店
- みずほ銀行 小岩支店
- FM江戸川(エフエム江戸川)
バス路線
[編集]最寄りのバス停留所は、駅南口交通広場にある小岩駅(都営バスのみ小岩駅前)と、駅北側約200メートルのところを通る蔵前橋通りにある小岩駅北口となる。以下の路線が乗入れ、都営バス・京成バス・京成タウンバス・東京空港交通により運行されている。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 |
---|---|---|
小岩駅・小岩駅前 | ||
0 | 京成バス | |
|
空港連絡バス:羽田空港 | |
1 | 京成バス | 小55:金町駅 |
2 | ||
3 | 小73:江戸川清掃工場 / 江戸川スポーツランド / 瑞江駅 | |
4 | 京成タウンバス | |
都営バス | ||
5 | 京成バス | 小76:江戸川スポーツランド / 江戸川清掃工場 / 葛西駅 |
小岩駅北口 | ||
- | 京成タウンバス | |
|
細02:(細田循環)新小岩駅東北広場 |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、16-19頁。
- ^ “江戸川区都市計画マスタープラン 地域別構想 小岩地域”. 江戸川区 (2019年3月19日). 2022年4月25日閲覧。
- ^ 『より安全な駅ホーム・踏切の実現に向けた取組みについて』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年4月7日。オリジナルの2020年4月7日時点におけるアーカイブ 。2020年4月7日閲覧。
- ^ “駅の情報(小岩駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月2日閲覧。
- ^ “駅の運営体制の見直しについて提案、説明を受ける!” (PDF). JR東労組 千葉地方本部 (2021年12月23日). 2021年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月24日閲覧。
- ^ 『2016年4月15日(金)「小岩ポポ」は「シャポー小岩」に名称変更いたします』(PDF)(プレスリリース)ジェイアール東日本都市開発、2016年2月22日。オリジナルの2019年11月17日時点におけるアーカイブ 。2019年11月17日閲覧。
- ^ “千葉側改装閉店のお知らせ”. Shapo. 2022年11月18日閲覧。
- ^ “「JR小岩駅~小岩菖蒲園直通バス」” (PDF). 京成バス. 2021年3月22日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月24日閲覧。
利用状況に関する資料
[編集]- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)