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永福町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
永福町駅
駅ビル「京王リトナード永福町」
(2011年5月21日)
えいふくちょう
Eifukuchō
IN08 明大前 (1.1 km)
(0.7 km) 西永福 IN10
地図
所在地 東京都杉並区永福二丁目60-31
北緯35度40分33.5秒 東経139度38分36.9秒 / 北緯35.675972度 東経139.643583度 / 35.675972; 139.643583座標: 北緯35度40分33.5秒 東経139度38分36.9秒 / 北緯35.675972度 東経139.643583度 / 35.675972; 139.643583
駅番号 IN09
所属事業者 京王電鉄
所属路線 井の頭線
キロ程 6.0 km(渋谷起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
[京王 1]29,479人/日
-2023年-
開業年月日 1933年昭和8年)8月1日
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永福町駅(えいふくちょうえき)は、東京都杉並区永福二丁目にある、京王電鉄井の頭線である。井の頭北管区所属。駅番号IN09

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面4線を有する待避可能な地上駅橋上駅舎を備える。

2010年(平成22年)3月21日より、それまでの地下駅舎に代わって橋上駅舎の供用を開始し、従来の北側の他に南側にも出入口が新設された。翌2011年(平成23年)3月23日には駅ビル京王リトナード永福町」が開業した。

地上駅時代は駅舎とホーム間を連絡する通路が渋谷方に設置されていたが、階段のみで、バリアフリーに対応していなかった。しかし、現行橋上駅舎ではコンコースとホームを連絡するエスカレーターエレベーターが吉祥寺方に、階段が渋谷方にそれぞれ設置されている他、出入口とコンコース間にもエスカレーターとエレベーターが設置された。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1・2 IN 井の頭線 下り 久我山吉祥寺方面
3・4 上り 明大前下北沢渋谷方面
  • 1・4番線は待避線である。井の頭線の駅で唯一待避線がある。
  • 急行各停緩急接続が行われており、全急行が各停と接続する。接続を行わない各停は2・3番線に入線する。
  • 4番線は引込線と直結している他、上り線を逆走経由して下り線へ渡ることで吉祥寺方面への折返しが可能。輸送障害時や試運転での折返しに使用されることがある。

引込線

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駅の吉祥寺寄りには、かつての永福町検車区跡地である京王バス永福町営業所が存在する。ここには現在も引込線が併設されており、工事用機器が留置される他、井の頭線車両搬入や、廃車車両搬出の際にも活用されている。

彫刻展示

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改札前コンコースには、杉並区永福に在住していた彫刻家佐藤忠良[1]彫刻作品『冬の像』が展示されている。北海道染織工芸「優佳良(ユーカラ)織」のマントを着た女性の立像で、モデルは弟子の彫刻家・笹戸千津子。杉並区が購入し、京王電鉄の協力を得て展示している[2][3]

彫刻の後ろにはパネルが2枚設置され、1枚は永福町ゆかりの彫刻家・佐藤忠良について、もう1枚には京王資料館所蔵の昭和35年頃の駅写真と、周辺に住んだ芸術家文化人についての解説があり、洋画家中川一政随筆『永福町雑記』に記された帝都電鉄開業時の様子が引用され、周辺に画家・彫刻家のアトリエが多かったことが書かれている。

国木田独歩の次男で榎本武揚の孫にあたる彫刻家の佐土哲二俳優では千田是也森光子池部良とその父で画家の池部鈞文学者では佐藤朔中井英夫の名が挙げられており、かつての永福町駅周辺が芸術家と文化人の街であったことが紹介されている。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員29,479人である[京王 1]。急行停車駅では最も乗降客数が少ない。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[4]
年度 1日平均
乗降人員[5]
1日平均
乗車人員[6]
出典
1955年(昭和30年) 13,625
1960年(昭和35年) 20,176
1965年(昭和40年) 25,770
1970年(昭和45年) 29,147
1975年(昭和50年) 32,024
1980年(昭和55年) 28,532
1985年(昭和60年) 28,561
1990年(平成02年) 28,600 14,496 [* 1]
1991年(平成03年) 15,128 [* 2]
1992年(平成04年) 15,038 [* 3]
1993年(平成05年) 14,682 [* 4]
1994年(平成06年) 14,112 [* 5]
1995年(平成07年) 27,112 13,667 [* 6]
1996年(平成08年) 26,477 13,466 [* 7]
1997年(平成09年) 26,109 13,244 [* 8]
1998年(平成10年) 27,705 13,828 [* 9]
1999年(平成11年) 28,157 14,060 [* 10]
2000年(平成12年) 29,228 14,438 [* 11]
2001年(平成13年) 30,029 14,885 [* 12]
2002年(平成14年) 29,783 14,723 [* 13]
2003年(平成15年) 30,187 14,781 [* 14]
2004年(平成16年) 29,866 14,614 [* 15]
2005年(平成17年) 29,779 14,586 [* 16]
2006年(平成18年) 30,127 14,740 [* 17]
2007年(平成19年) 30,310 14,896 [* 18]
2008年(平成20年) 29,930 14,742 [* 19]
2009年(平成21年) 29,736 14,669 [* 20]
2010年(平成22年) 29,340 14,471 [* 21]
2011年(平成23年) 29,875 14,713 [* 22]
2012年(平成24年) 30,532 15,049 [* 23]
2013年(平成25年) 31,173 15,362 [* 24]
2014年(平成26年) 31,262 15,416 [* 25]
2015年(平成27年) 32,299 15,904 [* 26]
2016年(平成28年) 32,578 16,053 [* 27]
2017年(平成29年) 33,333 16,441 [* 28]
2018年(平成30年) 33,719 16,666 [* 29]
2019年(令和元年) 33,308 16,413 [* 30]
2020年(令和02年) 23,894 11,811 [* 31]
2021年(令和03年) [京王 2]26,119
2022年(令和04年) [京王 3]28,086
2023年(令和05年) [京王 1]29,479

駅周辺

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駅周辺は住宅地である。線路と直交する永福通りには多くの商店がある。駅北側には京王ストア杉並区役所永福和泉区民事務所や、行列が出来るラーメン店として有名な永福町大勝軒がある。駅南側には杉並永福郵便局がある。また、永福通りを南下すれば、徒歩17分程度 (1.3 km) で下高井戸駅へと到達する。

線路北側、ほぼ並行に井ノ頭通りがあり、西永福駅方面(吉祥寺寄り)に400m程行くと荒玉水道道路がある。

西隣の西永福駅とは700m程しか離れていない。

バス路線

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京王バス関東バス小田急バスにより、以下の路線バスが発着している。

ギャラリー

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隣の駅

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京王電鉄
IN 井の頭線
急行
明大前駅 (IN08) - 永福町駅 (IN09) - 久我山駅 (IN14)
各駅停車
明大前駅 (IN08) - 永福町駅 (IN09) - 西永福駅 (IN10)

脚注

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出典

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  1. ^ 佐藤忠良 東文研アーカイブデータベース 東京文化財研究所
  2. ^ 永福町駅に「冬の像」が常設展示 2011年3月23日(水) 杉並区議会議員 横山えみ 活動報告、2018年7月6日閲覧。
  3. ^ 来年の春、永福町駅に佐藤忠良さんの彫刻が常設展示されます 市橋あや子 前杉並区議会議員 生活者ネットワーク、2010年1月14日、2018年7月6日閲覧。
  4. ^ 杉並区統計書 - 杉並区
  5. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  6. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
東京都統計年鑑
京王電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 京王電鉄株式会社. “駅別乗降人数” (pdf). 2024年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月27日閲覧。
  2. ^ 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月1日閲覧。
  3. ^ 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2023年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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