第50回日本レコード大賞
第50回日本レコード大賞 | |
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受賞対象 | 音楽 |
開催日 | 2008年12月30日 |
会場 | 新国立劇場・中劇場 |
国 | 日本 |
主催 | 社団法人 日本作曲家協会 日本レコード大賞制定委員会 日本レコード大賞実行委員会 |
司会 | 堺正章、上戸彩、松下奈緒 |
最新受賞者 | EXILE「Ti Amo」 |
テレビ/ラジオ放送 | |
放送局 | TBSテレビ |
放送時間 | 火曜日18:30 - 23:10 |
視聴率 | 16.9% |
第50回日本レコード大賞(だい50かいにほんレコードたいしょう)は、2008年(平成20年)12月30日に新国立劇場中劇場で行われた、50回目の『日本レコード大賞』である。
概要
[編集]ステージ関連
[編集]第50回の大賞は、EXILEの「Ti Amo」に決定した。EXILEは初の受賞。「日本レコード大賞」、「日本ゴールドディスク大賞」、「日本有線大賞」、「ベストヒット歌謡祭(2003年から名称変更)」の大賞を独占したのは2002年の浜崎あゆみ以来6年ぶり。レコード大賞と最優秀歌唱賞の両方を受賞した歌手はEXILEで史上9組目。大賞を発表したプレゼンターは、司会の堺正章・上戸彩・松下奈緒の3人からではなく、審査委員長の湯川れい子。
最優秀新人賞は、「海雪」を歌ったジェロに決定した。外国人男性の受賞は史上初[注 1]。外国人歌手の受賞は第32回のヤン・スギョン以来18年ぶり。最優秀新人賞のプレゼンターは加藤和彦。なお、新人賞のGIRL NEXT DOORメンバー鈴木大輔は、6年前(第44回)もday after tomorrowメンバーとして新人賞を受賞している。
1993年以来15年ぶりに、オープニングからエンディングまでオーケストラピットが設置された。音楽監督・指揮は、服部隆之が担当。
2年前から行っている「メモリアルアクト」[注 2]では、50回記念として、森進一(「襟裳岬」)、八代亜紀(「雨の慕情」)、Wink(「淋しい熱帯魚」)、米米CLUB(「君がいるだけで」)の4組が登場。もっとも、Winkはこの日のためだけに特別に再結成した。また、森進一は後にこの年の特別功労賞を受賞した故・川内康範を代表して「花と蝶」も歌唱した。
裏番組としてフジテレビが放送した『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』は当時堺が審査委員長を務めていたが、堺が本番組の司会担当のため、同回の『ものまね紅白』では出演見合わせとなり、代わりに片岡鶴太郎が審査員委員長を務めた。また、『ものまね紅白』で恒例の「ご本人と一緒」は本番組に出演しない歌手や芸人が登場することで対応された。
第46回(2004年)以来5年連続でサブ司会を務めた小林麻耶は当番組放送から3ヵ月後の2009年3月末にTBSを退社したため、この年が最後のレコ大出演となっている。
テレビ中継関連
[編集]今年は50回目の記念大会ということで、テレビ中継(TBS系全国28局ネット)の時間枠を拡大した(18時30分 - 23時10分)。さらに終了後、大賞受賞のEXILE、最優秀新人賞のジェロをゲストに迎えた「おめでとう!第50回日本レコード大賞」(23時10分 - 23時30分)を放送した。
視聴率は、前年より0.1P高い16.9%、この時間帯の首位を奪還。関西地区のMBS(19時 - 23時10分)は22.3%と前年より2.3P上回った。
ラジオ中継関連
[編集]TBSラジオは、レコード大賞初実況の向井政生アナウンサー(第34回(1992年)のリポーター以来のレコ大復帰)をメインに、受賞者の喜びの声を伝えるリポーターの新井麻希アナウンサーを加えて、テレビの音声とのサイマル放送(一部はラジオ独自編成)で、23:40まで放送。全国放送終了後の10分間は、客として会場にいた磯山さやかもラジオブースに登場した。
前回同様、MBSラジオは自局番組を優先する方針のため、中継しなかった。他のJRN基幹局は、23:30まで放送(RCCラジオは19:00 - 23:30)。
司会
[編集]受賞作品・受賞者一覧
[編集]日本レコード大賞
[編集]- 「Ti Amo」
- 歌唱:EXILE
- 作詞:松尾潔 / 作曲:Jin Nakamura、松尾潔 / 編曲:Jin Nakamura
- プロデューサー:HIRO
- プロダクション:LDH
- レコード会社:エイベックス・エンタテインメント
最優秀歌唱賞
[編集]- 中村美律子「女の旅路」
最優秀新人賞
[編集]- ジェロ「海雪」
最優秀アルバム賞
[編集]優秀作品賞(大賞ノミネート作品)
[編集]- 青山テルマ feat.SoulJa:「そばにいるね」
- 秋元順子「愛のままで…」
- w-inds.「アメあと」
- EXILE「Ti Amo」
- ℃-ute「江戸の手毬唄II」
- 倖田來未「Moon Crying」
- 斉藤和義「やぁ 無情」
- 谷村奈南「JUNGLE DANCE」
- 東方神起「どうして君を好きになってしまったんだろう?」
- 氷川きよし「玄海船歌」
- 水森かおり「輪島朝市」
- mihimaru GT「ギリギリHERO」
新人賞(最優秀新人賞ノミネート)
[編集]優秀アルバム賞
[編集]- 安室奈美恵「BEST FICTION」
- Perfume「GAME」
- 上原ひろみ「ビヨンド・スタンダード」
- 鈴木慶一「ヘイト船長とラヴ航海士」
- 坂本冬美「名作歌つづり」
- ヘキサゴンオールスターズ「WE LOVE ヘキサゴン」
作曲賞
[編集]編曲賞
[編集]作詩賞
[編集]- 御徒町凧「生きてることが辛いなら」(歌・森山直太朗)
特別賞
[編集]企画賞
[編集]- 「おきなわのホームソング その1~その4」
- 「歌鬼(Ga-Ki)~阿久悠トリビュート~」
- 「The Coca-Cola TVCF Chronicles」[DVD]
- さだまさし「情継 こころをつぐ」
- 水谷豊「TIME CAPSULE」
- ボニージャックス「鉄道唱歌 全曲」
- 布施明「Ballade」
- 吉田喜代子プロデューサー「吉田正 交響組曲《東京シンフォニー第1番~第7番》」
功労賞
[編集]特別功労賞
[編集]特別顕彰
[編集]日本作曲家協会奨励賞
[編集]TV中継スタッフ
[編集]- ナレーション:ケイ・グラント
- 構成:樋口弘樹、あべ
- 取材:三好千春、川上共子、板垣寿美
- 音楽監督・指揮:服部隆之
- 演奏:倉田信雄/紺野紗依、田代修二、渡辺直樹、島村英二、古川望、古川昌義、藤井珠緒、水野弘文、菅坡雅彦、横井均、広原正典、Bob Zung、近藤淳、木戸やすひろ、比山貴咏史、松田レレ、加藤高志、加藤亜希子、押鐘貴之、伊能修、杉野裕、岩村聡弘、渡辺一雄、松本亜土、松田翔平、入江茜、山田雄司、細川亜維子、堀沢真巳、木村隆哉
- ミュージシャンコーディネート:フェイス・ミュージック
- TM:小林敏之(新国立劇場)
- TP:長谷川晃司(新国立劇場)
- TD:荒木健一(新国立劇場)、福田俊夫(新国立劇場内中継)、高木久之(大阪中継)、寺尾昭彦(中継受けサブ)、伊東修(OAサブ)
- カメラ:藤田栄治(新国立劇場)、鈴木康雄(新国立劇場内中継)、関照男(大阪中継)
- VE:小林陽二(新国立劇場)、岩佐博(新国立劇場内中継)、山田耕児(大阪中継)、宇都宮勝(中継受けサブ)、高橋康弘(OAサブ)
- 照明:松本修一・高橋章(新国立劇場)、矢作和彦(新国立劇場内中継)、藤井克則(大阪中継)
- 音声:菅原正巳・寿田道陽(新国立劇場)、武田聡之(新国立劇場内中継)、金谷宣宏(大阪中継)、坂井健志(中継受けサブ)、尾崎宗弘(OAサブ)
- PA:池戸和幸・小暮倫見(新国立劇場)
- 音効:岡本智宏(新国立劇場)、半藤徹(中継受けサブ)、太田誠也(OAサブ)
- プロンプター:滝沢英俊(新国立劇場)
- 通話回線:林隆二郎
- 美術プロデューサー:飯田稔
- 美術デザイナー:中西忠司
- 美術制作:長谷川隆之
- 装置:古川俊一
- メカシステム:庄子泰広
- 電飾:真鍋明
- LEDグラフィックス:市川元信
- 装飾:川原栄一
- 花装飾:落合生嗣
- アクリル装飾:渡邊卓也
- 特殊効果:矢島克祐
- 楽器:高井啓光
- 衣裳:横尾毅
- 持道具:貞中照美
- 化粧:吉田謙二
- CG:森享大、藤井晶之、MTPlanning(OAサブ)
- 回線:片山敦史(OAサブ)
- VTRルーム:加藤孝祐・林隆弘(OAサブ)
- MA:藤本大
- 編集:藤森唯史、大江剛史、水澤望
- TK:長谷川道子(新国立劇場)、鈴木裕恵(新国立劇場内中継)、野村佳乃子(中継受けサブ)、葛貫明子(OAサブ)
- 中継連絡:江藤俊久(中継受けサブ)
- VTR担当:斉藤慶一郎、清宮嘉浩、冨田雅也、小泉泰成(OAサブ)
- 編成担当:三島圭太
- 公開:廣中信行、松元裕二
- AP:鹿渡弘之、神田祐子
- 制作進行:田辺和弘
- 演出スタッフ:嵯峨祥平、山下智之、近藤尚、岩佐実季、小関美保子、川端美帆
- 演出:石橋孝之・木田将也(新国立劇場外中継)、青山優子(大阪中継)、岸田大輔(中継受けサブ)、刀根哲洋(OAサブ)
- 舞台監督:高岡滋紀
- プロデューサー:落合芳行、利根川展、片山剛、服部英司、篠塚純/高沖秀明(MBS、大阪中継)、西川永哲(大阪中継)
- 総合演出:平賀渉
- 楽器協力:ヤマハ、ローランド
- 技術協力:東通、ティ・エル・シー、エヌ・エス・ティー、TAMCO、赤坂ビデオセンター、NEXION、ダブルビジョン、ウィッシュ、PRG、SJP、サークル、MTPlanning、テイクシステムズ、IMAGICA、テクト
- 協力:新国立劇場運営財団/毎日放送・海遊館(大阪中継)
- 制作協力:BMC
- 制作:TBSテレビ
- 製作著作:TBS
- 主催:社団法人 日本作曲家協会、日本レコード大賞制定委員会、日本レコード大賞実行委員会
注釈
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 日本作曲家協会 第50回 日本レコード大賞
- TBS「『第50回 輝く!日本レコード大賞』」 - ウェイバックマシン(2008年12月16日アーカイブ分)