美濃区
別称: 美壠社・瀰濃 | |
地理 | |
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位置 |
北緯22°53' 東経120°32' |
面積: | 120.0316 km² |
各種表記 | |
繁体字: | 美濃 |
日本語読み: | みの |
拼音: | Měinóng |
注音符号: | ㄇㄟˇㄋㄨㄥˊ |
片仮名転写: | メイノン |
台湾語: | Bi-long |
客家語: | Mì-nùng(瀰濃) |
行政 | |
行政区分: | 市轄区 |
上位行政区画: | 高雄市 |
下位行政区画: | 19里382鄰 |
美濃区長: | 謝鶴琳 |
公式サイト: | 美濃区公所 |
情報 | |
総人口: | 41,167 人(2015年1月) |
世帯数: | 14,502 戸(2015年1月) |
郵便番号: | 843 |
市外局番: | 07 |
美濃区の木: | - |
美濃区の花: | - |
美濃区の鳥: | - |
地理
[編集]美濃区は高雄市中部の丘陵地帯に位置し、県東端の荖濃渓の源流地であり、荖濃渓とその支流である美濃渓が区内を貫いている。熱帯気候区に位置するため高温多湿であり、年間平均気温は23℃、年間降水量は1,500から2,000mmに達し、丘陵及び山河口では2,000mm以上となっている。年間最低気温は21.6℃、最高気温は28.4℃となっている。
行政区画
[編集]地区 | 里 |
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美濃 | 福安里、合和里、中圳里、東門里、泰安里、瀰濃里 |
南隆 | 禄興里、中壇里、徳興里、清水里、吉洋里、吉和里、吉東里 |
龍広 | 龍山里、獅山里、龍肚里、広徳里、興隆里、広林里 |
歴史
[編集]1736年(乾隆元年)、広東省嘉応州出身の林豊山と弟の林桂山ら40数家族が移住、開墾して村を建設し、瀰濃荘と称した。瀰濃は原住民の民族名である、または、原住民語でサツマイモを指すなどの説があるが、定かでない。
「瀰濃」の音が日本語の美濃に似ていることから、日本統治時代に改称された。
台湾の中華民国への編入後は高雄県美濃鎮とだったが、2010年12月25日に高雄県が高雄市に編入され、美濃区となった。 2016年2月6日に発生し死者117人を出した地震(台湾南部地震)はこの付近を震源とする[1]。
近隣の六亀区、杉林区と同様に、六堆と称される住民の多くが客家人の地区の中心に当たり、高雄市街地の主要な住民がホーロー人であるのとは異なる。
政治
[編集]行政
[編集]区長
[編集]- 歴代首長
区分 | 代 | 氏名 | 着任日/退任日 |
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対外関係
[編集]姉妹都市・提携都市
[編集]国外
[編集]- 提携都市
経済
[編集]特産品にタバコの葉、マンゴー、手漉き紙、紙の傘(唐傘[2])などの工芸品がある。米どころとしても有名。
鎮内の多くの飲食店は客家料理を売り物として提供している。とりわけ、「粄條」(バンティアオ)といううるち米で作るライスヌードルの一種(太いビーフン)が名物として台湾では著名である。ほかには当地で「野蓮」と呼ばれるタイワンガガブタの炒め物や、トウガン、キャベツなどの煮込み料理が名物となっている。
ダム建設反対運動が起きたことで、社会活動家には有名な町となっている。
教育
[編集]技術学院
[編集]高級職業学校
[編集]- 私立
国民中学
[編集]- 市立
交通
[編集]種別 | 路線名称 | その他 |
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省道 | 台3線 | |
省道 | 台28線 | 旗六公路 |
市道 | 市道181号 |
高雄市街から六亀、宝来温泉方面に向かう高雄客運バスが美濃を経由している。およそ1本おきのバスが高雄との途中で台湾高速鉄道左営駅を経由する。台南、鳳山などからは、通常旗山で乗り換えでのアクセスとなる。
観光
[編集]観光スポット
[編集]- 竹仔門電廠 - 国定古蹟となっている歴史のある発電所
- 中圳埤 - 用水池と周辺のマンゴー畑
- 月光山隧道
- 双渓母樹林
- 黄蝶翠谷
- 鍾理和紀念館 - 文学者鍾理和に関する展示
- 美濃客家文物館
- 美濃美濃湖
- 徳勝公壇
- 瀰濃東門楼
- 林春雨門楼
- 菸楼 - 農家のタバコの葉の乾燥施設
- 敬字亭
- 広善堂
- 高雄休閑農場
- 美濃民俗村 - 特産品、みやげ物の販売や食堂など
- 美濃脚踏車道(サイクリングコース) - バスターミナル付近や民宿などにレンタサイクルがある。
- 輔天五穀宮
- 旧美濃橋
出身・関連著名人
[編集]- 鍾理和 - 文学者。
- 交工楽隊 - ダム建設反対運動を背景に、1999年から2003年にかけて活動したバンド。メンバーは地元の林生祥、陳冠宇、鍾成達、郭進財、鍾永豊。
- 重光孝治(劉壇祥)- 味千ラーメン創業者。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “2016年台湾・美濃地震災害調査報告書” (PDF). 日本建築学会 (2017年). 2018年6月10日閲覧。
- ^ “台湾まるごとガイド”. 台湾観光局. 2019年3月5日閲覧。