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脇田菜々子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 脇田菜々子 女流初段
令和元年年11月、姫路市で行われた人間将棋にて
名前 脇田菜々子
生年月日 (1997-03-07) 1997年3月7日(27歳)
プロ入り年月日 2018年11月1日(21歳)
女流棋士番号 66
出身地 愛知県一宮市
所属 関西→関東
師匠 中田章道七段
段位 女流初段
女流棋士DB 脇田菜々子
2020年4月1日現在
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脇田 菜々子(わきた ななこ、1997年3月7日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士[1]女流棋士番号は66[1]愛知県一宮市出身[1]中田章道七段門下[1]愛知県立一宮南高等学校[2]名城大学人間学部人間学科卒業[1][3]

棋歴

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女流棋士になるまで

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小学校1年生のときに幼馴染に教わって将棋を覚えた[1][4]。中学1年生のときに東海研修会に入会[5]

2013年、高校1年生のときに第21回高校将棋新人大会女子の部優勝[2][4][注釈 1]。高校生女流棋士を目指していたが昇級にわずか1勝届かず、初めての挫折をして研修会を退会。大学へ進学した。

大学2,3年生のとき、第37回(2016年度)および第38回(2017年度)学生女流名人戦で2連覇[1][6][7][8]

2018年2月、再び東海研修会に入会[9]。同年11月にB2に昇級[5]。2018年4月に改訂された女流棋士規定により[10]、女流棋士2級となる権利を得た[1]

女流棋士資格申請を行い、名城大学4年生であった[7]2018年11月1日付で連盟関西本部所属の女流棋士2級となった[1]

女流棋士になってから

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2019年2月6日、第46期女流名人戦予選準決勝で山口絵美菜に勝ち、「女流名人戦 (将棋)予選決勝進出」の昇級条件を満たして女流1級に昇級した[11]

2019年度は公式戦17勝9敗の成績を挙げ、年度指し分け以上(8勝以上)の昇段規定により2020年4月1日付で女流初段に昇段した[12]

2022年8月1日付けで所属を関東に移すことを自身のブログで報告した[13]

棋風

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居飛車党[1]

人物

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女流棋士を意識し始めたのは2009年だが、本格的に目指し始めたのは学生女流名人戦優勝後の2017年。この背景に「加藤桃子への憧れ」を挙げている[4][8]

大学時代は心理学を専攻[5]。また将棋部にも所属していた[5]。学生女流名人戦2連覇は将棋部時代に達成したものである[8]

脇田と同じ一宮市の出身である中澤沙耶は、通った大学や将棋教室も同じであり[7]、親しくしている[14]

趣味はカラオケやショッピング、雑貨屋巡り[15]

愛称は「わきにゃん」[16]

昇段・昇級履歴

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女流棋士になるまで
  • 2018年02月00日: 東海研修会 入会
  • 2018年08月11日: 東海研修会B2昇級[17]
  • 2018年09月24日: 研修会B2昇級後に、研修会での48対局を終え、女流棋士2級となる権利を取得[18][注釈 2]
女流棋士(女流2級以降)

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

  • 2018年11月01日: 女流2級(プロ入り)
  • 2019年02月06日: 女流1級(女流名人戦予選決勝進出)
  • 2020年04月01日: 女流初段(年度成績指し分け以上)

主な成績

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在籍クラス

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女流順位戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)女流順位戦
白玲 A級 B級 C級 D級 0


2021 1 順位決定トーナメント戦53位


2022 2 D12x 1-7


2023 3 D24* 4-4


2024 4 D18* 4-4


2025 5 D17*


女流順位戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )

年度別成績

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女流公式棋戦成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2018 9 5 4 0.5555 [20]
2019 26 17 9 0.6538 [21]
2020 21 8 13 0.3809 [22]
(小計) 56 30 26
2021 23 10 13 0.4347 [23]
2022 26 13 13 0.5000 [24]
2023 21 7 14 0.3333 [25]
(小計) 70 30 40
通算 126 60 66 0.4761 [26]
2023年度まで

脚注

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注釈

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  1. ^ このときの準優勝は同郷の中澤沙耶であった。人物の項も参照。
  2. ^ 研修会を経由して女流棋士(2級または3級)となるには「研修会で所定の級に昇級(脇田の場合は、研修会B2昇級で女流2級)」と「研修会入会後、48局以上を対局」の両方の条件を満たすことを要する[19]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j 脇田菜々子さんが11月から女流棋士2級に」『日本将棋連盟』2018年10月30日。オリジナルの2018年10月30日時点におけるアーカイブ。2018年10月30日閲覧。
  2. ^ a b 全国高等学校文化連盟将棋新人大会|将棋大会|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2022年1月5日閲覧。
  3. ^ 脇田菜々子 (2019年3月20日). “ツィート”. Twitter. 2019年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月20日閲覧。
  4. ^ a b c 脇田菜々子女流初段プロフィール | 甲斐日向将棋教室”. 2022年1月5日閲覧。
  5. ^ a b c d INC, SANKEI DIGITAL (2018年11月13日). “大学生の脇田菜々子さんが女流プロ棋士に”. イザ!. 2022年1月5日閲覧。
  6. ^ 大学将棋」『日本将棋連盟』。オリジナルの2018年10月31日時点におけるアーカイブ。2018年10月31日閲覧。
  7. ^ a b c “一宮は「女流棋士のまち」 イベント企画、プロも誕生” (日本語). 朝日新聞. (2018年7月11日). オリジナルの2018年10月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181031062023/https://www.asahi.com/articles/ASL6G5S6KL6GOIPE020.html 2018年10月31日閲覧。 
  8. ^ a b c 将棋部の脇田さんがプロに 中澤さんに次いで2人目”. 名城大学. 2022年1月5日閲覧。
  9. ^ 特集 | 21歳新人女流棋士は大学生! 心理学ゼミの卒論テーマは将棋…でなく“いいね!”の心理 | 東海テレビ”. tokai-tv.com. 2022年1月5日閲覧。
  10. ^ 女流棋士規定変更のお知らせ」『日本将棋連盟』2018年4月2日。オリジナルの2018年4月26日時点におけるアーカイブ。2018年4月26日閲覧。
  11. ^ 脇田菜々子女流2級が女流1級に昇級”. 日本将棋連盟. 2019年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月15日閲覧。
  12. ^ 昇段・引退棋士のお知らせ”. 日本将棋連盟 (2020年4月1日). 2020年4月2日閲覧。
  13. ^ ななこが行く。”. ameblo.jp. 2022年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月1日閲覧。
  14. ^ 関西将棋会館【公式】 (2019年3月6日). “【脇田女流1級Q&A②】”. Twitter. 2019年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月27日閲覧。
  15. ^ 脇田菜々子ツィート」『Twitter』2018年10月30日。オリジナルの2018年10月30日時点におけるアーカイブ。2018年10月30日閲覧。
  16. ^ 脇田菜々子ツィート」『Twitter』2018年8月28日。オリジナルの2018年11月1日時点におけるアーカイブ。2018年11月2日閲覧。
  17. ^ 脇田菜々子ツィート」『Twitter』2018年8月12日。オリジナルの2018年10月30日時点におけるアーカイブ。2018年10月30日閲覧。
  18. ^ 脇田菜々子ツィート」『Twitter』2018年9月24日。オリジナルの2018年10月30日時点におけるアーカイブ。2018年10月30日閲覧。
  19. ^ 山根ことみ研修会員が女流棋士3級の資格を取得」『日本将棋連盟』2013年9月10日。オリジナルの2018年10月30日時点におけるアーカイブ。2018年10月30日閲覧。
  20. ^ [1][名無しリンク]
  21. ^ [2][名無しリンク]
  22. ^ [3][名無しリンク]
  23. ^ [4][名無しリンク]
  24. ^ [5][名無しリンク]
  25. ^ [6][名無しリンク]
  26. ^ [7][名無しリンク]

関連項目

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外部リンク

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