サッカーウェールズ代表
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国または地域 | ウェールズ | |||
協会 | ウェールズサッカー協会 | |||
FIFAコード | WAL | |||
愛称 |
The Dragons (ウェールズ語: Y Dreigiau) | |||
監督 | ロブ・ページ | |||
最多出場選手 | ガレス・ベイル(111試合) | |||
最多得点選手 | ガレス・ベイル(41得点) | |||
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初の国際試合 | ||||
スコットランド 4–0 ウェールズ (グラスゴー, 1876年3月26日) | ||||
最大差勝利試合 | ||||
ウェールズ 11–0 アイルランド (レクサム, 1888年3月3日) | ||||
最大差敗戦試合 | ||||
スコットランド 9–0 ウェールズ (グラスゴー, 1878年3月23日) | ||||
FIFAワールドカップ | ||||
出場回数 | 2回(初出場は1958) | |||
最高成績 | ベスト8 (1958) | |||
UEFA欧州選手権 | ||||
出場回数 | 2回 | |||
最高成績 | ベスト4 (2016) | |||
サッカーウェールズ代表(サッカーウェールズだいひょう、英語: Wales national football team, ウェールズ語: Tîm pêl-droed cenedlaethol Cymru)は、ウェールズサッカー協会(FAW)によって構成されるウェールズのサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは、カーディフにあるカーディフ・シティ・スタジアムとミレニアム・スタジアム。
歴史
FIFAワールドカップでは、初出場となった1958年大会でグループステージを2位で突破しベスト8に入った[注釈 1]。
2022 FIFAワールドカップの予選ではグループE2位で2次予選(プレーオフ)に進出した。2次予選ではパスA準決勝・オーストリア戦で2-1と勝利、決勝・ウクライナ戦を1-0と勝利し1958年以来、64年ぶり2度目の本大会出場を果たした[1]。本大会では、グループステージでイングランド代表、イラン代表、アメリカ代表と同居したが、開幕戦のアメリカ代表戦こそ1-1で引き分けたものの、イラン代表戦と続く最終節のイングランド代表戦にて2連敗を喫したことで、1分2敗のグループB最下位で敗退が決定した[2]。
UEFA欧州選手権では、本大会が準決勝進出の4チームのみで行われていた時代の1976年大会で予選のグループステージを1位突破し、初のベスト8入りを果たした。
2016年大会では予選のグループB2位でチーム史上初の本大会出場を果たすと、グループステージでスロバキア、イングランド、ロシアと同組に入り、2勝1敗でグループ1位通過を果たす。決勝トーナメントは準決勝でポルトガルに敗れたが、ベスト4に入った。
概要
ホームスタジアム
2000年から2009年の間は、カーディフにあるミレニアム・スタジアムでホームゲームを行っていた。このスタジアムは1999年に国立競技場として建設され、ラグビーワールドカップ1999の会場にも指定された。1989年以前、カーディフ・シティFCやスウォンジー・シティAFC、レクサムFCのホームスタジアムを借りてナショナルマッチを開催していたが、1999年にミレニアム・スタジアムが竣工してからは常にこのスタジアムを使用している。
紋章
ウェールズ代表チームの紋章は、ウェールズ国旗と同じ赤い竜が中心にある。ケルトの建国伝説にある邪悪な黒い竜を退治し、ウェールズの大地を作った竜の図は1951年から使われているが、2011年に現代的な絵柄に変更されるとともに、顔も左向きから振り返るような右向きになった。これは新しい方向への挑戦を表す。
竜の背景の白と囲む緑は13世紀にイングランドと戦った王の旗にちなむ。緑の線の中には黄色い花があるが、これはラッパ水仙で、守護聖人・聖デビッドと発音が似ているため使われた。11個の花はサッカープレイヤーの数を象徴する。下の文字GORAU-CHWARAE・CYD・CHWARAEは「チームプレーを第一とする」の意味[3]。
放送メディア
ウェールズ代表のテレビ中継は、ウェールズ語のS4Cと英語のSky Sportsがそれぞれ2022年まで放映権を保持している。
ユニフォームとロゴ
ホームカラーにユニフォームは代表設立当初から一貫して赤色である[4]。ウェールズ代表チームの紋章は、ウェールズ国旗と同じ赤い竜が中心にある。ケルトの建国伝説にある邪悪な黒い竜を退治し、ウェールズの大地を作った竜の図は1951年から使われているが、2011年に現代的な絵柄に変更されるとともに、顔も左向きから振り返るような右向きになった。これは新しい方向への挑戦を表す。
竜の背景の白と囲む緑は13世紀にイングランドと戦った王の旗にちなむ。緑の線の中には黄色い花があるが、これはラッパ水仙で、守護聖人・聖デビッドと発音が似ているため使われた。11個の花はサッカープレイヤーの数を象徴する。下の文字GORAU-CHWARAE・CYD・CHWARAEは「チームプレーを第一とする」の意味[3]。
ユニフォームサプライヤー
サプライヤー | 期間 |
---|---|
アドミラル | 1976-1980 |
アディダス | 1980-1987 |
ヒュンメル | 1987-1990 |
アンブロ | 1990-1996 |
ロット | 1996-2000 |
Kappa | 2000-2008 |
チャンピオン | 2008-2010 |
アンブロ | 2010-2013 |
アディダス | 2013- |
現監督・コーチ陣
役職 | 名前 |
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監督 | ロブ・ページ |
アシスタントコーチ | キット・シモンズ |
コーチ | アラン・クニール |
GKコーチ | トニー・ロバーツ |
歴代監督
※斜体表記は暫定監督として就任
- ウェイリー・バーンズ 1954-1955
- ジミー・マーフィー 1955-1964
- デイヴ・ボーウェン 1964-1974
- ロン・バージェス 1965
- マイク・スミス 1974-1979
- マイク・イングランド 1979-1987
- デイヴィッド・ウィリアムズ 1988
- テリー・ヨラス 1988-1993
- ジョン・トシャック 1994
- マイク・スミス 1994-1995
- ボビー・グールド 1995-1999
- ネヴィル・サウスオール 1999
- マーク・ヒューズ 1999-2004
- ジョン・トシャック 2004-2010
- ブライアン・フリン 2010
- ガリー・スピード 2010-2011
- クリス・コールマン 2012-2017
- ライアン・ギグス 2018-2022
- ロブ・ページ 2020-
成績
FIFAワールドカップ
開催国 / 年 | 成績 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 |
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1930 | 不参加 | ||||||
1934 | |||||||
1938 | |||||||
1950 | 予選敗退 | ||||||
1954 | |||||||
1958 | ベスト8 | 4 | 0 | 3 | 1 | 2 | 3 |
1962 | 予選敗退 | ||||||
1966 | |||||||
1970 | |||||||
1974 | |||||||
1978 | |||||||
1982 | |||||||
1986 | |||||||
1990 | |||||||
1994 | |||||||
1998 | |||||||
2002 | |||||||
2006 | |||||||
2010 | |||||||
2014 | |||||||
2018 | |||||||
2022 | グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 1 | 2 | 1 | 6 |
合計 | 出場2回 | 7 | 0 | 4 | 3 | 3 | 9 |
UEFA欧州選手権
現招集メンバー
2022年11月9日、2022 FIFAワールドカップに向けて発表された出場メンバー26人[5][6]
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歴代選手
歴代記録
出場数ランキング
位 | 名前 | 出場 | 得点 | 期間 |
---|---|---|---|---|
1 | ガレス・ベイル | 111 | 41 | 2006-2022 |
2 | クリス・ガンター | 109 | 0 | 2007- |
3 | ウェイン・ヘネシー | 108 | 0 | 2007- |
4 | ネヴィル・サウスオール | 92 | 0 | 1982-1997 |
5 | アシュリー・ウィリアムズ | 86 | 2 | 2008-2018 |
6 | ガリー・スピード | 85 | 7 | 1990-2004 |
7 | クレイグ・ベラミー | 78 | 19 | 1998-2013 |
アーロン・ラムジー | 20 | 2008- | ||
9 | ジョー・レドリー | 77 | 4 | 2005-2018 |
10 | ディーン・ソーンダース | 75 | 22 | 1986-2001 |
11 | ジョー・アレン | 74 | 2 | 2009- |
得点数ランキング
位 | 名前 | 得点 | 出場 | 期間 | 得点率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ガレス・ベイル | 41 | 111 | 2006–2022 | 0.37 |
2 | イアン・ラッシュ | 28 | 73 | 1980-1996 | 0.38 |
3 | トレヴァー・フォード | 23 | 38 | 1942-1957 | 0.61 |
アイヴァー・オールチャーチ | 68 | 1951-1966 | 0.34 | ||
5 | ディーン・ソーンダース | 22 | 75 | 1986-2001 | 0.29 |
6 | アーロン・ラムジー | 20 | 78 | 2008– | 0.27 |
7 | クレイグ・ベラミー | 19 | 78 | 1998-2013 | 0.24 |
8 | ロバート・アーンショウ | 16 | 59 | 2002–2012 | 0.27 |
クリフ・ジョーンズ | 59 | 1954-1970 | 0.27 | ||
マーク・ヒューズ | 72 | 1984-1999 | 0.22 |
脚注
注釈
出典
- ^ “W杯欧州予選プレーオフ:ウェールズ代表がウクライナ代表を下し、64年ぶりW杯出場”. olympics.com (2022年6月6日). 2022年6月7日閲覧。
- ^ “最下位で敗退…ウェールズ主将ベイル、代表引退は否定「できる限り」”. サッカーキング (2022年11月30日). 2022年12月1日閲覧。
- ^ a b エンブレムの世界 ウェールズ代表『サッカーマガジン』2012年1月24日号、ベースボール・マガジン社、2012年、雑誌23884-1/24, 075頁。
- ^ “A new identity for football in Wales”. faw.cymru. Football Association of Wales (7 August 2019). 19 March 2021閲覧。
- ^ “CYMRU SQUAD ANNOUNCED FOR 2022 FIFA WORLD CUP” (英語). Cymdeithas Bêl-droed Cymru (2022年11月9日). 2022年11月12日閲覧。
- ^ “64年ぶり2度目のW杯へ! ウェールズ代表26名が発表…ベイル、ラムジーらがカタール行き”. サッカーキング (2022年11月10日). 2022年11月12日閲覧。