ジェイク・バウアーズ

ジェイク・バウアーズ
*Jake Bauers*
ミルウォーキー・ブルワーズ #9
	シアトル・マリナーズ時代; （2021年6月13日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州ニューポートビーチ
生年月日	1995年10月6日（29歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 195 lb ＝約88.5 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	一塁手、外野手
プロ入り	2013年 MLBドラフト7巡目
初出場	2018年6月7日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	マリーナ高等学校（英語版）; タンパベイ・レイズ (2018); クリーブランド・インディアンス (2019, 2021); シアトル・マリナーズ (2021); ニューヨーク・ヤンキース (2023); ミルウォーキー・ブルワーズ (2024 - );
	この表について

ジェイコブ・クリストファー・バウアーズ（Jakob Christopher Bauers, 1995年 10月6日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ニューポートビーチ出身のプロ野球選手（一塁手、外野手）。左投左打。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ所属。

経歴

プロ入りとパドレス傘下時代

2013年のMLBドラフト7巡目（全体208位）でサンディエゴ・パドレスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアリゾナリーグ・パドレスでプロデビュー。47試合に出場して打率.282、1本塁打、25打点、2盗塁を記録した。

2014年はA級フォートウェイン・ティンキャップス（英語版）でプレーし、112試合に出場して打率.296、8本塁打、64打点、5盗塁を記録した。

レイズ時代

2014年12月19日にワシントン・ナショナルズ、タンパベイ・レイズ間の三角トレードで、レネ・リベラ、バーチ・スミスと共にレイズへ移籍した^[1]。

2015年は傘下のA+級シャーロット・ストーンクラブズとAA級モンゴメリー・ビスケッツでプレーし、128試合に出場して打率.272、11本塁打、74打点、8盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。

2016年は傘下のAA級モンゴメリーでプレーし、135試合に出場して打率.274、14本塁打、78打点、10盗塁を記録した。

2017年はAAA級ダーラム・ブルズでプレーし、132試合に出場して打率.263、13本塁打、63打点、20盗塁を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[2]。

2018年は開幕をAAA級ダーラムで迎え、6月7日にメジャー初昇格を果たした^[3]。同日のシアトル・マリナーズ戦にて「6番・一塁手」で先発出場してメジャーデビュー（この試合は4打数無安打）^[4]。以降メジャーに定着し、最終的に96試合に出場して打率.201、11本塁打、48打点、6盗塁を記録した。

インディアンス時代

2018年12月13日にレイズとクリーブランド・インディアンスとマリナーズによる三角トレードが行われ、レイズはインディアンスにバウアーズを放出し、ヤンディ・ディアスとコール・サルサーを獲得、マリナーズはインディアンスにカルロス・サンタナを放出し、エドウィン・エンカーナシオンを獲得した^[5]。

2019年6月14日のデトロイト・タイガース戦（コメリカ・パーク）で、「8番・指名打者」で先発出場し、2回の第1打席で右二塁打を放つと、4回の第2打席は止めたバットでボテボテの投手内野安打となった。同じく4回に回ってきた第3打席で左中間へ三塁打を放ちサイクルに王手をかけ、第4打席は見逃し三振に倒れたが8回の第5打席で右越えに8号2点本塁打を放ち、サイクル安打を達成した。チームでは史上9人目。また、前日の13日にはロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が同記録を達成しており、指名打者としては大谷に続いて史上7人目であった。2日連続でのサイクル安打達成は1912年6月9日のトリス・スピーカー（当時ボストン・レッドソックス所属）、翌10日のチーフ・メイヤーズ（英語版）が達成して以来107年ぶり3度目となった^[6]^[7]^[8]。

2020年はメジャーでの公式戦出場が無かった。

2021年は2年ぶりにメジャー復帰したが、6月5日にDFAとなった^[9]。

マリナーズ時代

2021年6月10日に後日発表選手^{[注 1]}とのトレードで、マリナーズへ移籍した^[11]。レギュラーシーズン終了後の10月27日にマイナー契約で傘下のAAA級タコマ・レイニアーズへ配属された後、11月7日にFAとなった^[12]。

レッズ傘下時代

2021年12月20日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、2022年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった^[13]。

ヤンキース時代

2022年6月3日に金銭トレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍し^[14]、傘下AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに配属された。

2023年4月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした^[15]。

ブルワーズ時代

2023年11月17日にジェイス・アビナ、ブライアン・サンチェスとのトレードでミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した^[16]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2018	TB	96	388	323	48	65	22	2	11	124	48	6	1	2	6	54	0	3	107	3	.201	.316	.384	.700
2019	CLE	117	423	372	46	84	16	1	12	138	43	3	3	0	3	45	0	3	115	3	.226	.312	.371	.683
2021	CLE	43	113	100	7	19	3	0	2	28	6	0	1	0	0	12	1	0	27	0	.190	.277	.280	.557
2021	SEA	72	202	182	20	40	4	0	2	50	13	6	0	0	0	18	0	2	51	1	.220	.297	.275	.572
'21計	SEA	115	315	282	27	59	7	0	4	78	19	6	1	0	0	30	1	2	78	1	.209	.290	.277	.566
2023	NYY	84	272	242	28	49	15	0	12	100	30	3	2	0	3	27	0	0	95	3	.202	.279	.413	.692
MLB：4年		412	1398	1219	149	257	60	3	39	440	140	18	12	2	12	156	1	8	392	10	.211	.302	.361	.663

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	一塁（1B）						左翼（LF）						右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2018	TB	76	557	29	5	57	.992	16	20	1	0	0	1.000	4	7	0	0	0	1.000
2019	CLE	31	184	8	2	13	.990	53	79	3	1	0	.988	-
2021	CLE	41	244	17	0	23	1.000	-						-
2021	SEA	13	83	5	0	6	1.000	21	32	1	0	0	1.000	23	34	2	0	0	1.000
'21計	SEA	54	327	22	0	29	1.000	21	32	1	0	0	1.000	23	34	2	0	0	1.000
2023	NYY	22	144	4	0	14	1.000	23	31	0	1	0	.969	33	39	2	2	0	.953
MLB		183	1212	63	7	113	.995	113	162	5	2	0	.988	60	80	4	2	0	.977

2023年度シーズン終了時

記録

サイクル安打：1回（2019年6月14日）

背番号

9（2018年、2024年 - ）
10（2019年、2021年 - 同年途中）
5（2021年途中 - 同年終了）
61（2023年）

脚注

注釈

^ 2021年7月9日にデーモン・カセッタ＝スタッブスと発表されている^[10]。

出典

^ “Rays complete eleven-player trade with Padres, Nationals” (英語). MLB.com (2014年12月20日). 2018年11月9日閲覧。
^ Bill Chastain (2017年11月20日). “Honeywell, Bauers added to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2018年11月9日閲覧。
^ Mike Rosenbaum (2018年6月7日). “What to expect from Bauers with Rays” (英語). MLB.com. 2018年11月9日閲覧。
^ “Seattle Mariners at Tampa Bay Rays Box Score, June 7, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年11月9日閲覧。
^ Richard Justice (2018年12月13日). “Rays get infielder Diaz, trade Bauers to Tribe” (英語). MLB.com. 2019年1月14日閲覧。
^ “インディアンス・バウアーズが大谷に続きサイクル - ＭＬＢ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2019年6月17日閲覧。
^ “インディアンス・バウアーズのサイクル安打、大谷翔平に続く2日連続達成は107年ぶり”. Full-count | フルカウント　―野球・MLBの総合コラムサイト―. 2019年6月17日閲覧。
^ “MLBで107年ぶり快挙！2日連続でサイクル安打誕生大谷翔平に続いてインディアンス外野手が達成”. ベースボールチャンネル(BaseBall Channel). 2019年6月17日閲覧。
^ Mark Polishuk (2021年6月5日). “Indians Designate Jake Bauers, Promote Bobby Bradley, Select Blake Parker” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月6日閲覧。
^ “Seattle/Cleveland complete trade” (英語). MLB.com (2021年7月9日). 2022年1月31日閲覧。
^ “Indians Trade Jake Bauers To Mariners” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月10日閲覧。
^ MLB公式プロフィール参照。2022年1月31日閲覧。
^ Steve Adams (2021年12月20日). “Reds Sign Jake Bauers To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年1月31日閲覧。
^ “Yankees Acquire Jake Bauers From Reds” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年6月4日閲覧。
^ “Yankees' Jake Bauers: Added to MLB roster” (英語). cbssports.com (2023年4月29日). 2023年5月17日閲覧。
^ “Brewers acquire 1B/OF Jake Bauers from Yankees”. MLB.com (2023年11月18日). 2023年11月21日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Jake Bauers stats MiLB.com （英語）
Jake Bauers (@JakeBauers11) - X（旧Twitter）
Jake Bauers (@jakebauers) - Instagram

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[11] 2021年7月9日にデーモン・カセッタ＝スタッブスと発表されている^[10]。

[1] “Rays complete eleven-player trade with Padres, Nationals” (英語). MLB.com (2014年12月20日). 2018年11月9日閲覧。

[2] Bill Chastain (2017年11月20日). “Honeywell, Bauers added to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2018年11月9日閲覧。

[3] Mike Rosenbaum (2018年6月7日). “What to expect from Bauers with Rays” (英語). MLB.com. 2018年11月9日閲覧。

[4] “Seattle Mariners at Tampa Bay Rays Box Score, June 7, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年11月9日閲覧。

[5] Richard Justice (2018年12月13日). “Rays get infielder Diaz, trade Bauers to Tribe” (英語). MLB.com. 2019年1月14日閲覧。

[6] “インディアンス・バウアーズが大谷に続きサイクル - ＭＬＢ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2019年6月17日閲覧。

[7] “インディアンス・バウアーズのサイクル安打、大谷翔平に続く2日連続達成は107年ぶり”. Full-count | フルカウント　―野球・MLBの総合コラムサイト―. 2019年6月17日閲覧。

[8] “MLBで107年ぶり快挙！2日連続でサイクル安打誕生大谷翔平に続いてインディアンス外野手が達成”. ベースボールチャンネル(BaseBall Channel). 2019年6月17日閲覧。

[9] Mark Polishuk (2021年6月5日). “Indians Designate Jake Bauers, Promote Bobby Bradley, Select Blake Parker” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月6日閲覧。

[10] “Seattle/Cleveland complete trade” (英語). MLB.com (2021年7月9日). 2022年1月31日閲覧。

[12] “Indians Trade Jake Bauers To Mariners” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月10日閲覧。

[MLBstats-13] MLB公式プロフィール参照。2022年1月31日閲覧。

[14] Steve Adams (2021年12月20日). “Reds Sign Jake Bauers To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年1月31日閲覧。

[15] “Yankees Acquire Jake Bauers From Reds” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年6月4日閲覧。

[16] “Yankees' Jake Bauers: Added to MLB roster” (英語). cbssports.com (2023年4月29日). 2023年5月17日閲覧。

[17] “Brewers acquire 1B/OF Jake Bauers from Yankees”. MLB.com (2023年11月18日). 2023年11月21日閲覧。

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表話編歴ミルウォーキー・ブルワーズロースター
投手	26 アーロン・アシュビー 50 J.B.ブカウスカス 32 アーロン・シバーレ -- ネスター・コーテズ 54 ロバート・ガッサー（英語版） 37 DL・ホール -- ローガン・ヘンダーソン（英語版） 52 ブライアン・ハドソン（英語版） 54 タイラー・ジェイ（英語版） 47 ジャレッド・ケイニグ 25 ニック・ミアーズ（英語版） 29 トレバー・メギル 36 トバイアス・マイヤーズ -- チャド・パトリック（英語版） 31 ジョエル・パヤンプス 59 エルビス・ペゲーロ 51 フレディ・ペラルタ 00 カルロス・ロドリゲス -- コナー・トーマス（英語版） 45 アブナー・ウリーベ -- グラント・ウルフラム（英語版） 53 ブランドン・ウッドラフ
捕手	24 ウィリアム・コントレラス 13 エリック・ハース 76 ジェファーソン・クエロ
内野手	7 タイラー・ブラック 18 ビニー・カプラ（英語版） 15 オリバー・ダン -- ケイレブ・ダービン（英語版） 12 リース・ホスキンス 14 アンドリュー・モナステリオ（英語版） 3 ジョーイ・オルティス 2 ブライス・トゥラング
外野手	11 ジャクソン・チョーリオ 6 アイザック・コリンズ（英語版） 10 サル・フレリック 28 ブルワー・ヒックレン（英語版） 5 ギャレット・ミッチェル 16 ブレイク・パーキンス 22 クリスチャン・イエリッチ
監督・コーチ	21 パット・マーフィー（監督） 23 リッキー・ウィークス・ジュニア（助監督） -- アル・ルボーフ（英語版）（打撃コーチ） 70 コナー・ドーソン（英語版）（打撃コーチ） -- エリック・ティーゼン（打撃コーチ） 84 クリス・フック（投手コーチ） 61 ジム・ヘンダーソン（投手コーチ補佐） -- フリオ・ボーボン（一塁コーチ） 40 ジェイソン・レーン（三塁コーチ） 88 チャーリー・グリーン（英語版）（ブルペンコーチ） 63 ウォーカー・マッキンベン（失点阻止コーディネイター） 65 ネスター・コレドール（コーチ） 62 アダム・ワイゼンバーガー（ブルペン捕手） 95 ダニエル・デモンデザート（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年12月17日更新

経歴