スコル (衛星)
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スコル Skoll | |
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仮符号・別名 | 仮符号 S/2006 S 8 別名 Saturn XLVII |
分類 | 土星の衛星 |
軌道の種類 | 北欧群中の 下位群であるスカジ群 |
発見 | |
発見年 | 2006年3月6日[1] |
発見者 | スコット・S・シェパード、 デビッド・C・ジューイット、 ジャン・カリーナら |
軌道要素と性質 | |
軌道長半径 (a) | 17,668,000 km[2] |
離心率 (e) | 0.4636[2] |
軌道周期 | 878.24 日 (2.404 年)[2] |
軌道傾斜角 (i) | 161.010°[2] |
近日点引数 (ω) | 193.115°[2] |
昇交点黄経 (Ω) | 296.623°[2] |
平均近点角 (M) | 44.965°[2] |
物理的性質 | |
直径 | 6 km[3] |
平均密度 | 2.3 g/cm3[3] (仮定値) |
アルベド(反射能) | 0.04[3] (仮定値) |
大気圧 | なし |
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スコル[4][5] (Saturn XLVII Skoll) は、土星の第47衛星である。逆行軌道で土星を公転する不規則衛星で、北欧群に属する[6]。また、北欧群の他の7つの衛星とサブグループ(下位群)スカジ群を形成している。
2006年3月6日に、スコット・S・シェパード、デビッド・C・ジューイット、ジャン・カリーナ (Jan Kleyna) らの観測チームによって発見された[7]。観測にはすばる望遠鏡が用いられている[8]。発見は同年6月30日に国際天文学連合のサーキュラーで公表され、S/2006 S 8 という仮符号が与えられた[7]。
固有名は、この衛星が北欧群に属することから、北欧神話に登場する巨大な狼フェンリルの双子の息子でハティの兄弟であるソール(太陽)を追いかける魔の狼スコル(古ノルド語:Sköll)から名付けられた。命名されたのは2007年4月5日である[9]。また、Saturn XLVII という確定番号が与えられた。
アルベドを 0.04 と仮定すると、スコルは直径が 6 km と推定される。大きな軌道離心率を持ち、やや軌道傾斜角のある軌道で878日ほどかけて土星を一周している。
出典
[編集]- ^ NASA (2017年12月5日). “In Depth | Skoll – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年12月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g Jet Propulsion Laboratory (2013年8月23日). “Planetary Satellite Mean Orbital Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月17日閲覧。
- ^ a b c Jet Propulsion Laboratory (2015年2月19日). “Planetary Satellite Physical Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月17日閲覧。
- ^ “衛星日本語表記索引”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “太陽系内の衛星表”. 国立科学博物館. 2019年3月9日閲覧。
- ^ Scott S. Sheppard. “Saturn Moons”. Carnegie Science. 2019年11月2日閲覧。
- ^ a b Daniel W. E. Green (2006年6月30日). “IAUC 8727: Sats OF SATURN; 2006dj, 2006dk, 2006dl; C/2006 J12, C/2006 K6”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月17日閲覧。
- ^ “No.220: “すばる望遠鏡”が土星に新衛星9個を発見 | 国立天文台(NAOJ)”. 国立天文台 (2006年7月7日). 2018年12月19日閲覧。
- ^ Daniel W. E. Green (2007年4月5日). “IAUC 8826: Sats OF JUPITER, SATURN; RING OF URANUS; 2006 VV_2”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月17日閲覧。