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パディ・モローニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パディ・モローニ
Paddy Moloney
パディ・モローニ(2009年)
基本情報
出生名 Pádraig Ó Maoldomhnaigh
生誕 (1938-08-01) 1938年8月1日
出身地 アイルランドの旗 アイルランド ダブリン
死没 (2021-10-12) 2021年10月12日(83歳没)
ジャンル 伝統的アイルランド音楽
職業 音楽家、作曲家、プロデューサー
担当楽器 イリアン・パイプスティン・ホイッスルボタン・アコーディオンバウロン
活動期間 1960年 - 2021年
レーベル クラダ、シャナキーマーキュリーRCAビクター、ヒア・ミュージック
共同作業者 キョールトリ・クーランチーフタンズ
公式サイト etiennedaho.com

パディ・モローニ英語: Paddy Moloneyアイルランド語: Pádraig Ó Maoldomhnaigh1938年8月1日 - 2021年10月12日)は、アイルランドの音楽家・作曲家・プロデューサー。またバンド、チーフタンズの創設者にしてリーダー[1]であり、チーフタンズのリリースしたすべてのアルバムに参加している。

生い立ち

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アイルランド・ダブリンDonnycarneyで生を受ける。6歳の時母親からティン・ホイッスルを買ってもらい、8歳の折にはイリアン・パイプスの演奏を学び始めた。

音楽家としてのキャリア

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ティン・ホイッスルとイリアン・パイプスに加え、モリニーはボタン・アコーディオンバウロンの演奏を習得している。

バンドメンバーとして

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キョールトリ・クーラン

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1950年代の末葉、ショーン・オ・リアダ英語版と知り合ったモローニは、1980年代初頭にリアダのバンドである「キョールトリ・クーラン英語版」に加入した。

チーフタンズ

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1962年11月ダブリンにおいて、ショーン・ポッツ英語版マイケル・タブリディ英語版と共にモローニは伝統的アイルランド音楽のバンド「チーフタンズ」を結成した。バンドリーダーとして、彼は第一作曲家となり、チーフタンズの曲のほとんどの編曲も担当している。また、『デビルズ・パイレーツ英語版』、『The Grey Fox』、『ブレイブハート』、『ギャング・オブ・ニューヨーク』、スタンリー・キューブリック監督の『バリー・リンドン』など映画作品への楽曲提供も行っている。

モローニとチーフタンズ(2010年)

スタジオ・ミュージシャンとして

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モローニには、マイク・オールドフィールドザ・マペッツミック・ジャガーゲイリー・ムーア[2]ポール・マッカートニースティングドン・ヘンリースティーヴィー・ワンダーといった著名なミュージシャンのスタジオ・ミュージシャンを担当した経験がある。

プロデューサーとして

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ルガラ出身のガレク・デ・ブリュン(英語名はガレク・ブラウン)と共同で、クラダ・レコードを設立した。1968年にはモローニはレーベルのプロデューサーに就任して、45枚のアルバムの録音を監修している。

私生活

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芸術家である妻リタ・オライリーとの間に三子を儲け、その内の一人が女優/プロデューサーのエイディン英語版である。モローニは失われつつあるアイルランド語を流暢に操ることができる。

2021年10月12日、ダブリンの病院にて83歳で急死した[3]

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • Tin Whistles (1974年) ※with ショーン・ポッツ[4]
  • 『サイレント・ナイト〜クリスマス・イン・ローマ』 - Silent Night: A Christmas in Rome (1998年)[5]
  • The Wild Dog Rose (2011年) ※with ジョン・モンタギュー[6]

参加アルバム

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受賞歴など

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2012年9月13日、モローニはオットリ賞(Ohtli Award)を受賞した。これはメキシコの文化賞として最高峰の物である[8][9]

2018年8月4日には、スペイン文民功労勲章英語版のエンコミエンダ章を授与された。

脚注

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  1. ^ Hinckley, David (16 March 1997). “Beyond Tara's Halls The Nomadic Chieftains Fuel The Boom in Irish Music”. The Daily News. http://www.nydailynews.com/archives/entertainment/1997/03/16/1997-03-16_beyond_tara_s_halls__the_nom.html [リンク切れ]
  2. ^ Celtic Champs Chieftains Take to the Road”. 2010年12月16日閲覧。
  3. ^ “Ireland has lost a ‘true talent and advocate for traditional music’ –warm tributes for legendary musician Paddy Moloney (83)” (英語). independent.ie. (2021年10月12日). https://www.independent.ie/irish-news/ireland-has-lost-a-true-talent-and-advocate-for-traditional-music-warm-tributes-for-legendary-musician-paddy-moloney-83-40941000.html 2021年10月14日閲覧。 
  4. ^ Tin Whistles - オールミュージック
  5. ^ Silent Night: A Christmas in Rome - オールミュージック
  6. ^ The Wild Dog Rose - オールミュージック
  7. ^ The Drones and the Chanters: Irish Pipering - オールミュージック
  8. ^ Lawrence, Joe (13 September 2012). “The Chieftains' Founder Paddy Maloney Honoured With Mexico’s Highest Cultural Award”. Irish Independent (Independent News & Media). http://www.independent.ie/national-news/the-chieftans-founder-paddy-maloney-honoured-with-mexicos-highest-cultural-award-3228635.html 13 September 2012閲覧。 
  9. ^ “Chieftain Founder Paddy Moloney Honoured by Mexican Govt”. RTÉ News (RTÉ). (13 September 2012). http://www.rte.ie/news/2012/0913/mexico-chieftan-paddy-moloney-award.html 13 September 2012閲覧。 

外部リンク

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