ドラえもんにおける年表
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ドラえもんにおける年表(ドラえもんにおけるねんぴょう)では、藤子・F・不二雄(藤本弘)の漫画『ドラえもん』における架空(実在含む)の出来事を年表形式に掲載する。
以下では基本的に、藤本が生前執筆した漫画作品(『大長編ドラえもん』を含む)に出てくる事項のみを記載する。「アニメ作品」「藤本以外が執筆した派生作品」は「#藤本以外の手による作品における年表」内のみに記載する。
- 記載範囲
- てんとう虫コミックス『ドラえもん』全45巻
- てんとう虫コミックス『大長編ドラえもん』1〜17巻(藤本の遺作まで)
- 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』全20巻(てんとう虫コミックスと内容に矛盾がある場合はその旨を明記)
- 「ドラえもん大事典」「ドラえもんの大ひみつ」等の記事類、特別漫画の内容も対象とする。
- マーク
- ★印は、アニメのみでの事項。漫画版が存在しない藤本生前の唯一のアニメ映画『のび太のパラレル西遊記』の事項のみを記載した(藤本の病気がなければ藤本による大長編漫画が描かれる予定だったと考えられ、藤本自身も漫画版をいずれ執筆したいという意向を語っていたため)。
- ●印は、「ドラえもん大事典」等の通常の漫画ではない作品が出典の事項。
- ◆印は、方倉陽二「ドラえもん百科」等の企画漫画、企画記事が出典の事項(藤本の漫画には出てこないが公式設定となった大きな事項のみを特別に記載)。
- ※印は、現実に起きた出来事(史実)。
- 年代表記
- 作品内の表記に準ずる。
- 元号がなく末尾が「年」の年代は西暦。
- 明治6年11月の日本での太陽暦採用後は西暦と和暦のずれがなくなるため、作中に和暦しか出てこない場合でも西暦を先に、和暦を括弧内に記載した。太陽暦採用前の和暦の場合は、西暦が確定する場合のみ括弧内に西暦を併記した。
- 「○年前」「○年後」の表記時は、記載位置を確認するために西暦と比較する必要がある場合のみ、初出年等を元に計算して西暦を推定し括弧内に併記した。
数億年前
[編集]- 約36億年前
- 約3億年前
- 約2億9999万9000年前
- ドラえもんとのび太がイチの子孫に会う[2]。
- 約1億5000万年前
- 約1億3700万年前
- ドラえもんとのび太が20世紀の中国地域で化石が発見された恐竜たちを日本へ呼ぼうと試みる[4]。
- 約1億年前
数万年前
[編集]- 約9000万年前
- のび太が転んで痕跡を遺す[6]。
- 約6500万年前
- 約1500万年前
- 10万年前
- 原始人スネルがのび太をペットにする[8]。ドラえもんが原始人の「神様」として崇められる。
- 7万年前
- 約3万年前
- メカトピア建国。ロボットのアムとイムが創られる[11]。
- 約2万年前
- ドラえもん達が「石器時代のホテル」に宿泊する[12]。
- 約1万年前
- ムー連邦誕生。
数千年前
[編集]- 約7000年前
- 5000年前
7世紀
[編集]- ドラえもん達、中央アジアで妖怪と戦う[15]★
8世紀
[編集]- アッバース朝誕生。※
- ハールーン・アル・ラシード王誕生。※
11世紀
[編集]14世紀
[編集]15世紀
[編集]16世紀
[編集]17世紀
[編集]- 1621年より10年以前の宮本武蔵が若者の時代
19世紀
[編集]- のび左エ門、庭にお年玉を埋める[22]。
- のび太、アメリカ西部の町「モルグ・シティ」で「伝説の謎のガンマン」となる[23]。
20世紀
[編集]- 1910年(明治43年)
- 1945年(昭和20年)
- 1948年(昭和23年)
- 10年前[28]
- 8月7日、のび太誕生。1980年代の漫画でののび太は1980年代の現代の小学生として、2024年現在放送中のテレビアニメでののび太は21世紀生まれの現代の小学生として描かれている)。
- 1976年(昭和51年)
未来
[編集]原作漫画の執筆時(藤本自身が執筆した年代は1969年〜1996年)における未来の出来事を記す。
21世紀
[編集]- タイムマシン発明[31]。
- 約70年後
- ツチノコブームが起こる[29]。
- 2045年(「今は1976年」という設定の話なので「69年後」)
- ドラえもんと、現代ののび太がタイムマシンでツチノコを買いに訪れる。
- 「通心販売」の商品「衝突防止・道順記憶装置付き自転車」に欠陥が判明、デパートが回収へ[32]。
- 有人恒星探査船ビーグル二世号、地球を飛び立ち、太陽系を離れ、地球型惑星を発見、初めて宇宙人と出会う[31]。
22世紀
[編集]- 12月2日、ドラミ誕生。◆
- 8月30日、ドラえもんがネズミに耳をかじられる。●
- 12月、ドラえもんがノラミャー子にふられる(雑誌版「ドラえもん大事典」のみに「12月」と記載[34]。単行本版「ドラえもん大事典」[35]では直後に大笑いされる展開に加筆修正されたため、「12月にふられる」エピソードはコマごと削除されている)●
23世紀
[編集]- 時間犯罪者のギガゾンビが登場する。
24世紀
[編集]- 恐竜ハンタードルマンスタインが登場する[36]。
主要人物の誕生日
[編集]上記の年表内に記されていない主要人物の誕生日について以下に記す。
- ◆印は、『最新ドラえもんひみつ百科』等の通常の漫画ではない作品、かつ藤本が執筆していない作品が出典の事項。
- いずれも生年の公式設定は存在しない(作中でも言及されていない)。
- 5月◆ しずか
- 2024年現在放送中のテレビアニメでも公式設定となっている誕生月。1970年代後半から1980年代の方倉設定では「12月2日」。
- 6月15日 ジャイアン
- 23巻「ハッピーバースデイ・ジャイアン」より。
- 2月◆ スネ夫
- 2024年現在放送中のテレビアニメでも公式設定となっている誕生月。方倉設定では「3月28日」。
- 不明(または4月◆) 出木杉英才
- 1998年発行の『最新ドラえもんひみつ百科』1巻に「4月生まれ」と記載。2018年発行の『ドラえもん公式調査ファイル てんコミ探偵団』には「不明」と記載。『最新ドラえもんひみつ百科』に記載されていた設定はその後消滅したものもあるため、2024年現在「4月生まれ」が公式設定として扱われているのかは不明。
藤本以外の手による作品における年表
[編集]「アニメ作品」「藤本以外が執筆した派生作品」で描かれている事項について記す。「藤本の生前に発表された内容かどうか」「生前であっても藤本がその内容の決定に関与しているかどうか」についても区別して記す(内容の一部は、藤本が漫画作品に描いた内容と矛盾している)。
- 凡例
- ◆印は、『ドラえもん百科』等の企画漫画、企画記事が出典の事項。
- ■印は、藤本死去後に創出された事項。
- 6500万年前
- ドラえもん達がキューとミューの仲間を探しにいく(『のび太の新恐竜』)。■
- 5000年前
- アクア星より人魚族が来る(『のび太の人魚大海戦』)。 ■
- 2011年(平成23年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]「x巻」は、てんとう虫コミックス『ドラえもん』の単行本での収録巻数を指す。
- ^ a b 大長編『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』
- ^ a b 22巻「のら犬「イチ」の国」
- ^ 16巻「宇宙ターザン」
- ^ 31巻「恐竜さん日本へどうぞ」
- ^ 22巻「大むかし漂流記」
- ^ 44巻「恐竜の足あと発見」
- ^ 大長編『ドラえもん のび太と竜の騎士』
- ^ 7巻「石器時代の王さまに」
- ^ 大長編『ドラえもん のび太の日本誕生』
- ^ 映画ドラえもん公式サイト・のび太の日本誕生
- ^ 大長編『ドラえもん のび太と鉄人兵団』
- ^ 38巻「石器時代のホテル」
- ^ a b 大長編『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』
- ^ 大長編『ドラえもん のび太の大魔境』
- ^ 映画『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』での音声。フィルムコミック『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』では「630年」と記載されているが誤植と考えられる。
- ^ 大長編『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』
- ^ 映画ドラえもん公式サイト・のび太のドラビアンナイト
- ^ a b 25巻「竜宮城の八日間」
- ^ 9巻「ぼく、桃太郎のなんなのさ」
- ^ 12巻「ゆうれい城へ引っこし」
- ^ 11巻「名刀「電光丸」」
- ^ 4巻「のび左エ門の秘宝」
- ^ 24巻「ガンファイターのび太」
- ^ a b 33巻「ハリーのしっぽ」(初出はハレー彗星の接近を2年後に控えた1984年に発売された『小学六年生』1984年7月号)
- ^ 3巻「白ゆりのような女の子」(初出は戦後25年に発売された『小学四年生』1970年6月号)
- ^ 初出は『小学六年生』1973年7月号。
- ^ 初出は『小学四年生』1971年11月号。1巻の発売は1974年。
- ^ 年代の詳細は「ぼくの生まれた日」を参照。
- ^ a b 9巻「ツチノコ見つけた!」(初出は『小学六年生』1975年3月号。9巻の発売日は同年11月25日)
- ^ 20巻「雪山のロマンス」(初出は『小学六年生』1978年12月号)
- ^ a b 41巻「未来図書券」(初出は『小学五年生』『小学六年生』1989年11月号)
- ^ 7巻「未来からの買い物」(初出は『小学六年生』1973年11月号。7巻は1975年発売)
- ^ 20巻「天の川鉄道の夜」
- ^ 大全集20巻、468頁
- ^ 大全集20巻、309頁
- ^ 大長編『ドラえもん のび太の恐竜』
- ^ 映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』
- ^ 1989年の映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』
- ^ 方倉陽二『ドラえもん百科』1巻、126頁
参考文献
[編集]- 『ドラえもん』(1~45巻)、小学館
- 『ドラえもん プラス』(全5巻)、小学館
- 『大長編ドラえもん』(1~17巻)、小学館
- 『ドラえもん カラー作品集』(全6巻)、小学館
- 『藤子・F・不二雄自選集 ドラえもん』(上・下巻)、小学館
- 『藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん』(1~20巻)、小学館
- 『藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん』(1~6巻)、小学館