春休み・夏休みマンガ祭り
『春休み(夏休み)マンガ祭り』 シリーズ | |
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ジャンル | アニメーション関連特別番組 |
出演者 |
進行役 ドラえもん(声 - 大山のぶ代) キャンディス・ホワイト・アードレー(声 - 松島みのり) 怪物太郎(声 - 野沢雅子) ハットリカンゾウ(声 - 堀絢子) パーマン1号(声 - 三輪勝恵)ほか 司会・ゲスト 藤子不二雄 伊東四朗 小泉今日子 斉藤ゆう子 おぼん・こぼん アントニオ猪木 武田鉄矢 所ジョージほか |
製作 | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1979年7月18日 - 1987年3月11日 |
放送時間 | 水曜19:30 - 20:51 (1987年3月11日のみ水曜19:00 - 20:51) |
放送枠 | 水曜スペシャル |
放送分 | 81分→111分 |
回数 | 15 |
春だ! 映画だ! ドラえもん祭り | |
出演者 | 大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太 |
放送期間 | 1990年3月7日 |
放送時間 | 水曜19:30 - 20:54 |
放送枠 | 水曜スペシャル |
放送分 | 84分 |
回数 | 1 |
『春休みマンガ祭り』(はるやすみマンガまつり)または『夏休みマンガ祭り』(なつやすみマンガまつり)は、1979年から1987年までテレビ朝日系列の『(新)水曜スペシャル』で3月および7月に放送されたアニメーション関連特別番組である。
本項では、1990年3月7日に『水曜スーパーテレビ』で放送された後身『春だ! 映画だ! ドラえもん祭り』に関しても記述する。
概要
[編集](1979年版を除き)ドラえもん(声 - 大山のぶ代)を筆頭とした藤子アニメキャラクターが進行役を務め、様々なアニメを紹介する番組。紹介される作品は、「劇場版ドラえもん」を筆頭とした劇場版藤子アニメや、「東映まんがまつり」構成作品(特撮も含む)などといった、公開間近のアニメ映画を始め、継続中や放送間近のテレビ朝日系テレビアニメであり、また過去公開された東映系アニメ映画も紹介する。
またスタジオパートでは、藤子アニメ原作者の藤子不二雄(藤本弘と安孫子素雄)や、声優などのゲストが、子供の観客たちとトークなどを繰り広げるなどの趣向もある。
1987年秋の改編で、平日19:20に報道番組『ニュースシャトルANN』が設置するのを受け、同年9月で『水SP』が廃枠になったため番組は終了したが、1989年4月に『ニュースシャトル』が18:00に移動したのに伴い、『水SP』が『水曜スーパーテレビ』として再登場したため、1年弱後に「劇場版ドラえもん」10周年を記念して再登場、そして翌1991年からは後身の『水曜スーパーキャスト』→『水曜特バン!』で、ドラえもん達がテレビ朝日系アニメのキャラクターと共演する『春一番!日本一のアニメ祭り』に受け継がれる。
1979年
[編集]夏休み特選まんが祭り! 話題作ドカーンと50本大集合!
[編集]1979年7月18日に放送。同年4月に『ドラえもん』がスタートしているものの、ドラえもんは一切関わらず、過去公開&放送されたアニメ作品を中心にしている。
- 紹介作品
1980年
[編集]春休みマンガ祭り
[編集]1980年3月12日に放送。この回からいよいよドラえもんが進行役を務める。またこの回のみ第2部の進行役として、『キャンディ・キャンディ』のキャンディス・ホワイト・アードレー(声 - 松島みのり)が担当した。
- 紹介作品
- ドラえもん のび太の恐竜
- 世界名作童話 森は生きている
- 西遊記(1960年版)
- わんわん忠臣蔵
- サイボーグ009(1966年劇場版)
- 龍の子太郎
- ほか[2]
夏休みマンガ祭り
[編集]1980年7月16日に放送。9月に放送される『怪物くん』(アニメ第2作)を取り上げた。
- 紹介作品
1981年
[編集]春休み! ドラえもん怪物くんマンガ祭り
[編集]1981年3月11日に放送。この回から『怪物くん』(アニメ第2作)の怪物太郎(声 - 野沢雅子)が進行役に加わる。
- 紹介作品
- 企画
- 「ひみつ道具」人気20
- ゲスト
夏休みマンガ祭り
[編集]1981年7月15日と7月22日に放送。シリーズでは唯一の2週連続放送。
- 紹介作品
- ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ
- 21エモン 宇宙へいらっしゃい!
- 機動戦士ガンダムII
- 101匹わんちゃん大行進(「東映まんがまつり」で公開)
- 家なき子
- どうぶつ宝島
- ほか
- 企画
- ドラえもんワイドショー
- ドラえもん名作集
- 怪物くんオール百科
- 怪物くんクイズ
- 大山のぶ代の料理(料理の得意な大山が、子供観客に料理を作る)[5]
1982年
[編集]春休みマンガ祭り! 新作映画だ大集合!!
[編集]1982年3月10日に放送。前年10月から開始した『忍者ハットリくん』のハットリカンゾウ(声 - 堀絢子)が進行役に加わる。なおこの年は夏休みは放送せず、また『怪物くん』は同年9月で終了のため、怪物太郎はこれを以てシリーズから退いた。
- 紹介作品
1983年
[編集]ドラえもんの春休みマンガ祭り!!
[編集]1983年3月9日に放送。放送および公開間近の『パーマン』(第2作)からパーマン1号(声 - 三輪勝恵)が進行役に加わった。
- 紹介作品
夏休みマンガ祭り
[編集]1983年7月20日に放送。「夏休みを楽しく過ごすためにはどうすればよいか」がテーマ。
- 紹介作品
- The・かぼちゃワイン
- 西遊記(1960年版)
- アリババと40匹の盗賊
- 企画
1984年
[編集]春休みマンガ祭り
[編集]- 紹介作品
- 企画
- 山田邦子の「ドラえもん絵かき歌」(『オレたちひょうきん族』の「ひょうきん絵かき歌」の当番組バージョン 電子黒板(印刷できるホワイトボード)を使用)
- 藤子アニメソングベストテン 『ザ・ベストテン』形式 進行:おぼん・こぼん&山田邦子(黒柳徹子役)、スポットライト:堀江美都子「ぼくたち地球人」(1984年4月からのドラえもんEDを初披露) 指揮:羽田健太郎 歌:少年少女合唱団(名称は不詳)
- 藤子不二雄作品の歴史 進行:古舘伊知郎(当時・テレビ朝日アナウンサー)
- 藤子不二雄作品の名シーン 進行:おぼん・こぼん
- 番組に参加した子供達から藤子先生への質問 放送時点でのドラえもんの道具数(約800個)、ドラえもんに性器はあるのか?
- 出演者
夏休みマンガ祭り
[編集]1984年7月11日に放送。初めて特撮が取り上げられた(「メタルヒーローシリーズ」は唯一)。この回は後楽園遊園地を舞台に生放送された。
- 紹介作品
- 企画
- ドラえもん各国版
- アニメベスト20
- バイオマン・シャイダーの共闘(後楽園ゆうえんちでロケ)
- 出演
- 斉藤ゆう子(現:祐子)(司会)
- おぼん・こぼん(司会)[10]
1985年
[編集]春休みマンガ祭り
[編集]- 紹介作品
- 出演者
夏休みマンガ祭り
[編集]1985年7月17日に放送。前年に引き続き「スーパー戦隊シリーズ」を放送。ただし、広島ホームテレビでは、プロ野球広島東洋カープ対阪神タイガース戦中継を放送した関係で、同日深夜(日付の上では18日)の午前1時からの放送となった[12]。
- 紹介作品
- オバケのQ太郎(第3作)
- 銀河鉄道の夜
- 電撃戦隊チェンジマン
- 企画
- オバQ大百科
- NG特集
- オバQ音頭
- 仮面ライダーおもしろ怪人一挙公開
- チェンジマン対サタン
- 出演者
1986年
[編集]春だ! アニメだ! 大特集!! なんてったってドラえもん
[編集]1986年3月12日に放送。この回から春限定になり、タイトルの内『マンガ』が『アニメ』に変わった。また『水SP』で放送されたのもこれが最後。
- 紹介作品
1987年
[編集]春だ! 今夜はアニメ祭りだ!! とびだせ! ドラえもん
[編集]1987年3月11日に放送。唯一の『新・水SP』放送にして2時間番組。そして最後の放送となる。
- 紹介作品
- ドラえもん のび太と竜の騎士
- プロゴルファー猿 甲賀秘境! 影の忍法ゴルファー参上
- オバケのQ太郎 とびだせ! 1/100作戦
- ウルトラB(『藤子不二雄ワイド』)
- 宇宙船サジタリウス[15]
- 出演者
- 探検隊の女性タレント2人(岡野ゆかり、太田スセリ)
- 川口浩 (1985年で放送終了した『川口浩探検隊シリーズ』より スポット参加のみで最後の出演)
1990年
[編集]春だ! 映画だ! ドラえもん祭り
[編集]1990年3月7日に放送。3年振りの特番で、「劇場版ドラえもん」10周年を記念して編成。
- 紹介作品
- ドラえもん のび太とアニマル惑星
- 過去公開された「劇場版ドラえもん」作品
- チンプイ エリさま活動大写真[16]
- 声の出演
出典
[編集]- ^ 1979年7月18日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1980年3月12日「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1980年7月16日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1981年3月11日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1981年7月15日・7月22日各付け「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1982年3月10日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1983年3月9日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1983年7月20日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1984年3月14日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1984年7月11日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1985年3月13日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1985年7月17日・20・21日付「山陽新聞」ラジオ・テレビ欄。同枠では広島戦中止時に本番組を同時ネットした場合の雨傘として『タモリ倶楽部』が組まれていた。一方対戦相手の阪神の地元の関西地区では、サンテレビが別途自社制作して放送した。子供向け番組としては異例の深夜枠での放送となったのは、子供の視聴に適した土曜・日曜にあたる20・21日の午後に全国高等学校野球選手権広島大会中継が編成されていた関係上、放送枠を確保できなかったためである。
- ^ 1985年7月17日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1986年3月12日付け「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1987年3月11日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
- ^ 1990年3月7日付「朝日新聞」ラジオ・テレビ欄
関連項目
[編集]- 水曜スペシャル
- 春一番!日本一のアニメ祭り(後継番組)