ホーム (ザ・コアーズのアルバム)
『ホーム』 | ||||
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ザ・コアーズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ダブリン ウェストランド・スタジオ、RTEスタジオ ロンドン ウィットフィールド・ストリート・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ケルト音楽 | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ミッチェル・フルーム | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ザ・コアーズ アルバム 年表 | ||||
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『ホーム』(Home)は、アイルランドのバンド、ザ・コアーズが2005年に発表した5作目のスタジオ・アルバム。アイルランドのトラディショナル・ソングのアレンジが中心となっている。
背景
[編集]キャロライン・コアーがトラディショナル・ソングから成るアルバムの制作を提案し、その後、1999年に死去したコアー兄妹の母が持っていた歌集から多くの曲が選ばれた[17]。ジム・コアーによれば、「スパンシル・ヒル」は両親が頻繁に演奏していた曲で、ジムもよく両親と共演していたという[18]。
本作にはトラディショナル・ソング以外の楽曲も収録された。「オールド・タウン」はフィル・ライノットがソロ・アルバム『The Philip Lynott Album』(1982年)で発表した曲のカヴァーで、ザ・コアーズは以前にも『ザ・コアーズ・アンプラグド』(1999年)で取り上げた。また、「ディミング・オブ・ザ・デイ」は、リチャード・トンプソンとリンダ・トンプソンが連名で発表したアルバム『Pour Down Like Silver』(1975年)に収録された曲のカヴァーだが、ザ・コアーズはボニー・レイットのヴァージョンを元にしており[17]、この曲ではシャロン・コアーがリード・ボーカルを担当した[17][18]。
スペインでは、ボーナス・トラック「リターン・トゥ・フィンゴール」及びボーナスDVDが追加されたヴァージョンがリリースされた[1]。また、「リターン・トゥ・フィンゴール」は日本盤CDにも収録された[16]。
反響・評価
[編集]母国アイルランドのアルバム・チャートでは1位を獲得し[2]、フランスのアルバム・チャートでは最高5位に達して9週にわたりトップ10入りした[3]。一方、全英アルバムチャートでは最高14位で、ザ・コアーズのフルレングス・アルバムとしては初めてトップ10入りを逃す[9]。また、アメリカではBillboard 200入りを逃した[19]。
本作からのシングル「ハート・ライク・ア・ホイール/オールド・タウン」もセールス的には大きな成功を収められず、アイルランドのシングル・チャートでは49位[2]、全英シングルチャートでは68位に終わった[20]。
音楽評論家のStephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点のうち4.5点を付け、「ミッチェル・フルームは、心地よく磨き上げられたクロスオーヴァー・ポップ・アルバムとしての音作りを維持しながらも、ザ・コアーズが最も伝統的なケルト音楽のアルバムを作るように導いている」「最終的には、これまでのザ・コアーズの作品としては最も優れている、豊かで朗々としたアルバムになった」と評している[21]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲は、ザ・コアーズがトラディショナル・ソングをアレンジしたもの。7. 12. 13.はインストゥルメンタル。
- マイ・ラーガン・ラヴ - "My Lagan Love" - 4:20
- スパンシル・ヒル - "Spancill Hill" - 5:08
- ペギー・ゴードン - "Peggy Gordon" - 4:26
- ブラック・イズ・ザ・カラー - "Black Is the Colour" - 3:49
- ハート・ライク・ア・ホイール - "Heart Like a Wheel" (Anna McGarrigle) - 3:53
- ブッカル・オン・エアルン - "Buachaill Ón Éirne" - 3:14
- オールド・ハグ - "Old Hag" - 3:43
- ムーアロック・ショア - "Moorlough Shore" - 4:17
- オールド・タウン - "Old Town" (Philip Lynott, Jimmy Bain) - 3:47
- ディミング・オブ・ザ・デイ - "Dimming of the Day" (Richard Thompson) - 2:57
- ブリッジ・オグ・ニ・ワイエ - "Bríd Óg Ní Mháille" - 3:39
- ヘイスト・トゥ・ザ・ウエディング - "Haste to the Wedding" - 2:27
ボーナス・トラック
[編集]- リターン・トゥ・フィンゴール - "Return from Fingal" - 4:14
参加ミュージシャン
[編集]- アンドレア・コアー - ボーカル、ティン・ホイッスル
- シャロン・コアー - ボーカル(#10)、ヴァイオリン、バッキング・ボーカル
- キャロライン・コアー - バウロン、バッキング・ボーカル
- ジム・コアー - ギター、キーボード
アディショナル・ミュージシャン
- アンソニー・ドレナン - ギター、マンドリン(#1 - #4, #6 - #12)
- Fiachra Trench - ストリングス・アレンジ
- キース・ダフィ - ベース
- ジェイソン・ダフィ - ドラムス(#1, #7, #12)
- マット・チェンバレン - ドラムス(#2, #3, #4, #6, #8, #9, #11)
- ピート・トーマス - ドラム・ループ
- Kieran Kiely - アコーディオン(#2, #7, #8, #12)
- ジョン・マクシェリー - イリアン・パイプス、ロウ・ホイッスル(#7, #12)
- ローナン・ドゥーニー - ピッコロトランペット(#9)
- マイケル・バックリィ - サクソフォーン(#9)
- BBCコンサート・オーケストラ(#1 - #6, #8 - #11)
脚注・出典
[編集]- ^ a b Corrs, The - Home Edición Especial (CD, Album) at Discogs
- ^ a b c irishcharts.com - Discography The Corrs
- ^ a b lescharts.com - The Corrs - Home
- ^ ultratop.be - The Corrs - Home
- ^ The Corrs - Home - hitparade.ch
- ^ spanishcharts.com - The Corrs - Home
- ^ The Corrs | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
- ^ The Corrs - Home - austriancharts.at
- ^ a b CORRS | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ ultratop.be - The Corrs - Home
- ^ dutchcharts.nl - The Corrs - Home
- ^ portuguesecharts.com - The Corrs - Home
- ^ charts.org.nz - The Corrs - Home
- ^ australian-charts.com - The Corrs - Home
- ^ swedishcharts.com - The Corrs - Home
- ^ a b ORICON STYLE
- ^ a b c 日本盤CD(WPCR-12164)ライナーノーツ(伊藤なつみ、2005年8月24日)
- ^ a b 日本盤CD(WPCR-12164)ライナーノーツ(ジム・コアー/翻訳:浅見もなみ)
- ^ The Corrs - Awards : AllMusic
- ^ CORRS | Artist | Official Charts
- ^ Home - The Corrs : AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine