無償化でどうなる熊本の高校受験 熊本市外では進学校でも定員割れ

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佐々木凌
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 熊本県高校入試は近年どのように変わっているのか。学習塾「熊本ゼミナール」(熊本市)の田中昭文ブロック長に聞いた。

来春から始まる高校授業料の無償化拡大で、公立・私立の選び方にどんな変化が起きるのか。九州・山口の受験事情を進学塾関係者に聞きました。

 熊本県は全国的に見ても公立への進学意欲が高い県で、「私立は公立の滑り止め」という位置づけが長年続いてきました。ですが、この数年は私立高校の授業料の補助制度が拡充されたことで、成績中位層などで同じ土俵で考えられるように変わってきました。

 公立と比べて設備が充実していることや、スポーツに特化したアスリートコース、パティシエコース・看護コースなど自分が高校生活で重視したいことや進路に合った様々なコースが設置されていることなどに魅力を感じる受験生が多いようです。

 熊本市の周辺自治体の受験生…

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この記事を書いた人
佐々木凌
西部報道センター
専門・関心分野
災害・防災、宇宙、原発・エネルギー、環境